記者会見

●質疑応答:県立病院の移転について
○NBC
 県立病院に関してが一番早く判断するというお話だったんですけれども、庁内で検討するのか、第三者を入れての検討なのか、どう考えていらっしゃるのかという点と、今上がっている候補地は、中心市街地という観点とちょっと違ってくるのかなという気がしますが、新たにつけ加えられる観点などがあったらお聞かせください。
○知事
 まず、庁内でやるか、委員会方式でやるかということについては今検討しています。そんなに長い時間かけて検討する話ではないと思いますので、今月中ぐらいにはどういう方式でやるのかを決めたいと思いますし、どういう方式をとるにしても、そんなに長い時間かけてということではないと思っています。
 といいますのも、去年の年末に佐賀市から提案されてきた場所は、いずれもこれまで検討してきた場所なわけです。新しい場所はなくて、これまで私たちの中でも検討してきた場所の中から4カ所出てきていますので、その意味では、我々が知らなかった場所ではないものですから、それほど長い時間をかけて検討するということにはならないのではないかと思っています。
 ただ、やはり透明性は大事ですので、よくわけのわからないうちに、だれかが何か決めていたというのではなくて、その決めるプロセスというものは、しっかり透明性を持ったものにしなくてはいけないと思っています。具体的にはまだ決めていませんけれども、なるべく早くということ、しかしながら、透明性を持って、この二つの要素を満たす形でやっていきたいと思っています。
 次に、中心市街地という考えに対して、今回提案になっている4カ所はそれを満たさないではないかというご指摘でありますけれども、残念ながら満たしておりません。これは残念でありますが、これまでも基本は佐賀市ということをずっと申し上げてきまして、その佐賀市から具体的に、現実的に立地の可能な場所ということで提案があったわけですので、まずはその4カ所について検討をするというほかないと思っています。病院に限らず、公共施設の立地、または大型の施設の立地に当たっては、まちづくりの観点を常に考えるべきだというのが私の主張でありまして、これは佐賀市だけではなく、例えば、唐津の中高一貫校の立地においても同じような指摘をしました。
 しかしながら、現実問題として、それだけの土地があるかないかという点でいくと、唐津の場合にもなかったので、郊外に出ていったということがあります。その意味で、佐賀市においてもいい場所があれば市街地に立地することが望ましいと思っておりましたが、現実的に立地可能な場所が市街地にないということであり、現実問題としてどこかに作らなくてはいけないとすれば、その中で実際に建てることのできる場所から一番いいと思う場所を選んでいく、そういう作業になると考えます。

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