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記者会見
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発表項目:佐賀県自動車産業振興会(仮称)の設立に伴い各種振興事業を実施します

 おはようございます。ただいまから10月の定例記者会見を始めます。
 今回は、まず私どもの方から、佐賀県自動車産業振興会を設立したということを発表させていただきます。どうぞこちらのスクリーンをごらんください。(パワーポイントにより説明)
 今回、発足させる佐賀県自動車産業振興会というのは、最近、佐賀県を含む北部九州で自動車産業の動きが非常に活発だということで、佐賀県の企業をいわば一つにまとめて、一緒になって力をつけていこうと、そういう集まりであります。
 地場産業を育成していくことと併せて、関連企業を誘致していくことの相乗効果によりまして、地場企業に対する発注を拡大していきたいというふうに考えております。
 10月10日に設立を予定しております佐賀県自動車産業振興会は、会長、副会長、こうした方々については、地場企業の方々にお願いをすることになっておりまして、特別顧問や顧問として、それぞれ我が国を代表するところの方々にお願いをしております。特別顧問には、佐賀県にゆかりをお持ちのトヨタ自動車代表取締役会長の張会長にお願いをすることにしておりまして、こうした取り組みを通じて、佐賀県内の地場の企業がどうやったら北部九州に進出している大手のメーカーや一次サプライヤー(一次部品メーカー)と取引をすることができるのか、また、それをやっていくために技術的な開発だとか、また販路であるとか、そういったものにどう工夫をしていけばいいのか、そういうことについて支援をしていく組織でありたいというふうに考えているところでございます。
 具体的にこれから県としてやっていく事業が四つございます。
 一つは、まず個別企業のニーズに合わせた支援でございます。重点支援チーム、エクスクルーシブなサポートチームをつくろうということで、EST(Exclusive Support Team:専用サポートチーム)というふうに名づけておりますけれども、このチームをつくりまして、ここがそれぞれお話のあった企業に出向きまして、ここで何が必要なのかということの分析をいたします。経営的な管理の問題があることもありましょうし、ラインに問題があることもありましょうし、そもそもつくっているものに課題があることもあると思います。そういう課題を分析して支援をするということが1点目です。
 また、実際に自分たちがつくっているものが、果たしてそういう自動車関連産業の会社に使っていただけるのかどうかということのために商談会をやるようにいたしております。
 また、併せまして、人材を育成し確保していくことを支援するために、今年から「ネクストステージを佐賀県で」という事業を始めていますけれども、こうした事業なんかを使いまして、都市部の自動車メーカーなんかで働いていらっしゃった方の退職者を県内に呼び込むというふうなこともやっていきたいと考えております。
 また併せて、金型や素材産業といった、こういう自動車関連産業が育っていく上に不可欠な基盤となるような産業の企業誘致も進めていきたいと考えております。
 これは、例えばの例でございますけれども、こういう新規参入や取引拡大を目指す企業からお話があったときには、きめ細かに支援をしていくということでございます。チームリーダーは自動車産業の専門家を外部から招へいいたします。また、試験研究機関や産業支援センター、商工会議所、こうしたところと県庁の新産業課の職員が一緒になってチームをつくっていくイメージです。
以上でございます。
 こういうふうに、学は入っておりませんけれども、産官一体となって県内の企業が少しでも取引が拡大できるようにという試みは、九州の中でも少しずつ広がりつつあります。
 今、北部九州の自動車産業の振興会のようなものがございまして、それぞれの例えば福岡県、大分県、熊本県、そして佐賀県にこういう会があるわけでありますけれども、こうしたところがそれぞれ商談会を実施するときには、お互いに情報交換や、また、そこに出ていけるようにしようと、そんなふうなことも考えております。こうしたことを通じて、佐賀県だけでなく、北部九州全体が自動車産業の大きな拠点となっていくようにしていきたいと考えております。
 私からは、以上でございます。



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