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記者会見
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質疑応答:九州電力玄海原子力発電所プルサーマル計画について(その3)
○時事通信
 またプルサーマルの話に戻るんですが、この県民投票の動きというのは、いわゆる知事が今年3月に行った事前了解について、やっぱり十分納得できないということでの動きだというふうに僕は理解していて、まず、このことについて、先ほども幹事社から質問出ましたが、どのように受けとめられているのか。なおかつ、3月の事前了解について、プロセスも含めてなんですけれども、いわゆる決め方について、もちろん、いろいろ手続を踏んでやられたとは思いますが、知事はどのように認識されて、問題はなかったというふうに考えておられるのか、問題があるのかどうか、ちょっとその辺を簡単に。
○知事
 わかりました。事前了解するまでのプロセスや検討の中身については、私どもはどこに出しても恥ずかしくないものをやったという自負はございます。
 無論、こうした問題について、私どもとしては一人でも多くの方々、できれば県民のすべての方々にご理解をいただき、ご納得をいただくことを目指すべきなのかもしれませんが、なかなかそうはいかないにしても、私どもがこういう考え方でやったということについては、それはさまざまなチャネルを通じて、これからもご理解をいただく活動を続けていかなくてはいけないと思っております。
 (今回の署名活動は、)県民の方の中で、今回の結果やそのプロセスについて納得いかないというふうなこともあってだと思いますが、こうしたことに取り組んでおられるということ自体について、私がそれをやめてほしいとか、ぜひやってほしいということを言うべきではないと思っております。
 どんなことを決めていくにしても、物事を決めていくという以上、賛成もあれば反対もあるというのはある程度やむを得ないというふうに思っています。ただ、私たちはそれを決めていくのに、こういう考え方でこんなふうに決めましたということを、いかにしっかり説明ができるかということが問われているんだろうと思います。
 ですから、私どもが考えていること、今回は県民投票で決めようとおっしゃっているということなもんですから、私どもと考えが違うのかどうかということは、そこについても言及すべきではないと思いますけれども、こういう活動をされていること自体については、何度も繰り返しになりますが、私の方から突っ込んだことを言うべきではないと考えます。
○時事通信
 具体的に県民の理解を得る活動というのは、どのようなことを考えていらっしゃるんですか。
○知事
 これまでもいろんなチャネルでやってきましたし、これからも県としても、もちろん新聞の紙面を使ったりだとか、いろんな媒体を使ってのことをやってまいりますし、また、電力事業者の方でもプルサーマルのことについての説明をこれからやっていくというふうに伺っております。
 また、国の方でも今回、「原子力立国計画」という計画をつくったということでありましたので、ぜひそれを佐賀県でやってほしいということをお願いしまして、この秋のうちには佐賀県に来ていただいて、国の考え方なんかも説明していただくようにしています。
 そうしたことを通じて、ぜひご理解を賜っていきたいというふうに思っています。
○時事通信
 それはどういう考え方なんですか。
○知事
 国がエネルギー政策、とりわけ原子力政策についてどういう考えを持っているのかということについてお話を聞いていただくということでありますから、私どもが事前了解をしたプルサーマルというのもそういう大きな国の政策に沿ったものでありますので、そういったことの理解につながるのではないかということであります。
○時事通信
 それは国や県にということですか。
○知事
 いや、県民の方にです。
○FM佐賀
 どういった形で県民の方に国の政策を知らせようとされるんですか。
○知事
 それは原子力立国計画という、今回、資源エネルギー庁が作成した……
○FM佐賀
 場所とか、どういったふうな形で開催されるんですか。
○知事
 唐津でやろうと思っています。場所、時間はこれから調整になります。
○読売新聞
 県民への理解活動ということの絡みなんですけど、先日、議会の委員会とかでも問題だったんですけれども、補正予算の原子力の広報費ということで2千万円ついて、それで食のプロジェクトというのをやることについて、議会の方で批判の声もあったと思うんですけど、それについての知事のお考えを聞かせてください。
○知事
 議会でいろいろご議論あったのは、私も十分承知をしております。
 県民の方々に対して、プルサーマルについてのご理解をいただくということについては、県としてもこれからもやっていきますし、また、いろんな動きがあるということも受けてだと思いますが、電力事業者の方でもこれまで以上に理解を求めていく広報活動をされるということを私どもとしては承知をいたしております。
 そういう中で、今回、それにさらに加えて、プルサーマルそのものの広報をやっていくのか、それとも、今回の事業の交付金の中で、使途として認められている幅の広い事業に使っていくのかということについて、私どもの中で議論をいたしましたけれども、プルサーマルそのものについての広報については、そうやってこれから県、そして、電力事業者、また国も今回そういう新しい形で佐賀県に来ていただくことになるというふうに聞いていますし、そういったことで一定足りるんではないかというふうな判断をいたしました。
 その上で、原子力そのものの理解や、また原子力の立地地域の振興につながる政策を今回の予算の中で実現したいということで、私どもとしては予算組みをしたものでございます。
 プルサーマルの広報については、そういう電力事業者や国、そしてまた、県のこれまでの予算を使いながらしっかりやっていくということで議会の理解は得られたというふうにも考えておりまして、これからもプルサーマルの広報そのものについては、しっかり取り組んでいきたいと考えております。




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