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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:台風13号、豪雨による被害への対応について(その2)
○日経新聞
 台風13号なんですけれども、率直な知事のお考えとして、被害の把握がちょっと遅かったんじゃないかというお考えはないんでしょうか。
 つまり、17日の夕方に(台風が)来まして、知事が視察に行かれたのが21日、議会が一段落したときですよね、4日後なんでね。ちょっと認識が、これほど被害が広がるとは想定されていなくて、初動態勢がちょっと遅かったというようなご反省はないですか。
○知事
 まず申し上げれば、私自身は大雨の際に、台風に先立ちと言うべきなのかどうかわかりませんが、週末に伊万里で被害があったとき、そして、相知の現場に、私はその日のうちに行っております。そのときには私と秘書だけで行きましたし、皆様方にもお知らせをしてはおりませんが、実際にどういう状況になっているかということだけは、その日のうちに、私自身はつかんでおりました。
 ただ、確かに議会中でもありましたので、議会中だから行けないということはないんですが、実際に被害が起きたところについては、事務レベルではすぐに駆けつけております。本部の人間も議会が終わった後、夕方駆けつけたりもしましたし、また、農業改良普及センターなどからもいろんな情報、リアルな情報を得ておりました。
 そういう中で、一般質問が終わった翌日を待つことなく、少々無理もありましたけれども、その日の夕方から出かけさせていただきまして、これ以上早くできたかと言われると、私としては精いっぱいやったのではないかなと思っております。
 これは負け惜しみというと変なんですが、今回、特にひどかった塩害について言えば、私は先週末も川副と白石の方に行って被害の状況を見てきましたけれども、日に日に悪くなっているという感じがいたします。ずっと日にちを変えて私はあちこちに出かけておりますけれども、もちろん、なるべく早く現場に駆けつけるということが基本だというふうに思っておりますけれども、いろんなタイミングで出かけていって、その時々の様子を聞かせていただくということもまたあわせて大事だというふうに思っております。
○日経新聞
 それで、知事がそれほど強調されるならば、何で今の時点でも県として国の対応を、ある面待つしかないのか。もうちょっと独自の支援策というのが何で固まっていないのかなという素朴な疑問を持つんですが。
○知事
 まだ実は被害額そのものも確定していないんですよ。昨日やっと伊万里から被害の状況が報告されたという段階なんですね。
 私どもに来るときには数字ですから、何かきちんとしたものがまとまっているように見えますけれども、災害に遭われた方の心情からすると、まずは自分の身の回りのことを片づけるだとか、そういったことが先に来るのが当たり前でありまして、その後に被害を計算したら幾らになるとか、どういった支援が必要かという話が出てくるようになるわけであります。
 全国的に見ても、今もなお被害の状況が固まっていないということは、佐賀県だけではなくて、佐賀県ほどはひどくなかった県においても被害額がまとまっていないという状況なんですね。もちろん、私もあちこち出かけていく中で、そしてまた、事務的にもいろんな被害を受けられた方とやりとりをしていく中で、先ほどちょっと申し上げたように、例えば、種子の購入について助成ができないだろうかと、そんなふうな話なんかは耳に聞こえてきております。いつまでにしたらいいですかという話もいろんな方に聞いています。そういう中で、いろんなご意見はありますけれども、結構多く言われているのが、とにかく希望を持って年を越せるようにしてくれないかという声を私は一番よく耳にします。もう来年やろうかやるまいかとか、今度作るのはやめてしまおうかというんじゃなくて、来年ももう一遍気を取り直して農業をやろう、というふうに思っていただけるようなタイミングで助成策は打ち出していかなくてはいけないというふうに思っておりますけれども、現時点ではまだそれが遅過ぎるというタイミングではないのではないかなと思っております。
○日経新聞
 そうしますと、知事、やっぱり今月中に何らかの対応を出したいとかいうふうなお考えはあるんですか。先ほどのお話だと、国の対応を見ながらと。県としても何とか、何かはしますよというご発言はあったんですがね。例えば、それが11月なのか、12月なのか。
○知事
 もちろん、今月中にという気持ちは持っております。本当は先月中ぐらいにやりたかったところではあったんですが、それができませんでしたので、できるだけ早くというふうには思っておりますが、予算を実際に組むということになりますと、今度は市町村からの要望でありますとか、そういったものも聞かなくてはいけません。10月末までにできるかどうかということはわかりませんが、少なくとも次に議会がありますので、その議会には間に合うように、私どもとしては支援策を取りまとめていかなくてはいけないと考えております。




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