○時事通信
　あともう一つですが、知事は2ちゃんねるという掲示板はご存じでしょうか。
○知事
　ええ。
○時事通信
　そこで、今ちょっと佐賀県がかなりいろいろ書き込みを受けているという状況で、発端は危機管理・広報課の方で佐賀県に関する書き込みをチェックするということが、いわゆる2ちゃんねらーに火をつけたような形になっていますが、こういった事態になったことについて知事はどういうふうに受けとめていらっしゃるのか、ちょっと伺いたいんですが。
○知事
　佐賀県が火をつけたわけではなくて、佐賀県は以前からずっとネット上で、佐賀県というのがどういう文脈で取り上げられているかということをずっとチェックをしておりました。これは、例えば、佐賀県について、非常に褒めていただいている、感謝をしていただいている、よかったよと言っていただいているものもいっぱいございます。それは2ちゃんねるではなくてネット全体であります。そういったときにはお礼を申し上げます。そして、こんなふうなことで褒められましたということを申し上げることもございます。ご批判をいただくこともございます。それが事実と違っているという場合には、説明をしたりもいたします。
　今、マスメディアだけではなく、いわばバズコミュニケーションといいましょうか、そういったものが非常に普及をしておりますので、その中でどういうふうな声が出ているのか、ということを知ることも私は大事な要素だと思っております。
　事実、そういう中で、県内のある小学校か中学校で、そのネットモニタリングの中で、ある子供をこれからいじめると、みんないじめるから協力してというスレッドが立ち上がったことがありました。それをチェックで発見したもんですから、すぐその学校と思われるところに連絡をして、それで、その子供と思われる人にちゃんと学校の方から話をしてもらって、それが（※訂正：その学校で、情報モラルに関する生徒集会を行ったところ翌日には）消去されたということもございます。私どもは決して監視をしようというのではございません。こうしたものは監視をしても何の意味もございませんので。もちろん発言、言論は自由でございますけれども、そういう中で佐賀県というものがどう評価されているのか、そうしたことを知ることは、私は佐賀県として必要なことだと考えております。どうかご理解を賜りたいと思います。