TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:九州新幹線西九州ルートについて(その1)
○西日本新聞
 年末が近づいて、いよいよ予算編成の時期になるわけですが、新幹線の問題についてお伺いしたいんですけど、春からずっと状況がなかなか変わらない中で、今のところ並行在来線の同意がまだとれていない中で、次の年度の予算が果たして大丈夫だろうかという声がやっぱりあると思うんです。予算が何回も流れている中で、県として今から年末に向けてどういうことをされようとしているのかをお伺いしたいと思います。
○知事
 まず一つは、県内においていろんな地域の団体が西九州ルート実現に向けて動き出されておられます。そうした動きを一方で見守りながら、また、議会においてもそういう民間団体でもいろいろ活動をしておられる方がいらっしゃるので、そうした方の力を結集すべきではないかということもございましたので、そうしたことが可能なのかどうか、これから考えていきたいというふうに思っております。いわば行政、民間、そういう各種の団体、この新幹線の推進を求める団体をまとめたような、そういう組織を立ち上げるということによって、その新幹線の推進を求める機運というものを高めていくということができないだろうか、そうしたことをこれから考えていきたいと思っております。
 また、一方で、こうしたことを決める当事者である政府や与党に対しても、現在の佐賀県の置かれている状況、また取り組み、そうしたことについてもしっかりとお伝えをしていきたいと考えておりまして、こうしたことを通じて、何とか次年度も予算が確保されるようにしていきたいと考えております。
○西日本新聞
 今の状況で、07年度の予算というのが獲得できるだろうという、その辺の見通しはどういうふうにお考えですか。
○知事
 見通しはどうかと聞かれると、楽観視は全くできないと考えております。去年の今ごろと今年と比べると、太良町の同意をいただいたりとか、江北町の議会においても、そういう推進の決議をいただいたりとか、また、鹿島市においても経済人の方を中心にして新幹線による経営分離を認めながらも、その地域の発展を考えていこうという団体が出てきたりとか、様子そのものが変わってきているというふうに思っておりますが、そうしたことについて、予算をつける当局の方でどのように評価していただけるかということについては、非常にハードルが高いものがあるというふうに考えております。その意味では全く楽観視はできないわけでございますが、私どもとしては、これは政府与党の申し合わせで調整が整い次第、着工策をするということが決められていることでもあり、その芽を摘むことをぜひしないでいただきたいというふうなことを関係者に対して訴えていかなければならないと考えております。
○西日本新聞
 安倍政権が発足して、新幹線に対するスタンスというのはどうですか、多少変わったようなところというのはあるんですか。
○知事
 政権そのものとしては、こうした事業に対するスタンスは変わっていないかと思いますし、何より昨年の総選挙において政権をとった与党の方は、マニフェストの中で整備新幹線の推進ということを掲げておりますから、その意味では大きく違うところはないと考えております。




「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。