○FM佐賀
　情報・業務改革課でしたっけ、公共サービスとかおっしゃってはいるんですけれど、あそこだけじゃなくて、知事室に入っていらっしゃる方とか、ちょっと先ほどの質問とダブるんですけれど、廊下をいっぱいいっぱい歩いて来られたり、やっぱり対面から人が来るときは、せめてちょっとよけるとか、それぐらいのことぐらいやっても、まあ以前も知事にも言ったんですけれど、知事が来ると、皆さんぺこぺこぺこぺこあいさつされて、一般の県民が来ると全く素通り、よけもしないというのは、ちょっとこれはもう問題だと思うんですけれども。
○知事
　別に私が通るからといってあいさつするという職員ばっかりだと、そうでもないんですよ。それはそれでまた、何かどんなものかなという気もしないわけじゃないんですね。いずれにしても、そういったことを初めとして、まだまだやらなくてはいけないことたくさんあると思っています。そういうご指摘をしっかり受けとめて、サービスの向上とか接客応対の向上に努めていきたいというふうに考えています。
○FM佐賀
　アスベストとか、この前、伊万里土木事務所の繰越手続一連のことがあったんですけれど、どうも何か現場の職員は、ちょっと物が言いにくいというか、繰り越しも本当はやりたいのに、何か変なプレッシャーがあるのかなという気もしなくもないんですよ。その辺を古川知事はどのように思っていらっしゃいますか。
○知事
　伊万里の未竣工の関係の……
○FM佐賀
　未竣工の……
○知事
　未竣工の工事、本当はやりたいというのはどういう……
○FM佐賀
　いや、例えば、年度内完結というのがやっぱり予算のあれじゃないですか。それで、本当は繰越手続やりたいけれど、いろんなところから予算はなるべく繰り越すなとかいろんな圧力があるのかなと。
○知事
　ああ、それはあったんではないかと思いますね。なるべく繰り越しを減らすようにということは、ずっといろんな場で言われてきていますので、できるだけ繰り越しをしたくないという気持ちが現場にあったんではないかというふうには思います。
　だから、そうではないよと。もちろん繰り越しをした方がいいということはないと思いますけれども、できないならできないで、きちんと手続をとってそうしなさいということを、今回改めて徹底をしました。とにかく数字を小さくするということが先に立ってしまって、できそうにないものも含めて繰り越しをせずに、年度内にできるというふうな事務手続をやっていたということはやはり問題であると思いますので、ただ、そういったものが妙なプレッシャーにならないようにはしなくちゃいけないだろうと思います。
　何より、今回、そのコンプライアンス、法令を守るということの部会をつくったというのも、特に現場で働いている職員からすると、とにかくきちんと物ができて、そういったことがどうしても第一に来てしまうということが、これまでややもすればあったのではないかと思っているんですね。でも、もちろんそういったことも大事は大事なんですけれども、やっぱり何より大事なことは、とにかく法令に反しない、きちんと決まりを守って仕事をしていくということだということを、改めて県土づくり本部の職員だけではなくて、県庁職員全体にも法律を守って仕事をしていくという文化をきちんと根づかせたいというふうに思っております。そのきっかけにはなったというふうには思っています。
○FM佐賀
　アスベストのときもあったんですけれど、やり方がわからないのに何も言わない、ずっと調査が進むにつれて、実はやり方がわからなかった。やっぱり、そういうことを言ったら、その評価的にマイナスになるんですか。伊万里のことに関連しているんですけれど、繰り越しすると仕事ができないとか変な評価を受けるからやっぱり言いにくいとか、そういったものはないんですか。
○知事
　そこまできちんと評価をしていれば、またそれはそれでいいんだろうと思いますけれども、例えば、繰り越しが増えたからといって、それがマイナスの評価になるということはないです。
○FM佐賀
　アスベストの方も、その調査仕方がわからないのにわからないまま黙っていて、後の調査が何回か進むに連れて、実はやり方がわからなかったんですという人がいたんで。
○知事
　まあもちろんそこのところは、そういう仕事をしていく上で、こういうことがあったということは、管理者はしっかり認識をしていると思います。
　また今は、コンピテンシー評価をしていますので、そういうときに、そのわからないことをわからないときちんと言える、または人に尋ねられるというふうな事柄というものが、やっぱり弱いというふうな判断にはなるんだろうと思います。