○時事通信
先ごろわかった佐賀コロニーのアスベストの問題なんですが、必要な調査をしていなくて見落としていたと。これはプルサーマルもそうなんですが、いわゆる県民の安心・安全という点において、非常に大きな問題だと僕は考えております。知事はこの問題をどのように認識されて、なおかつ、この問題が起きたということについての知事自身の責任について、どのようにお考えなのか、お伺いします。 ○知事 これをきちんとやらなくちゃいけないということは、常々申し上げてきました。にもかかわらず、このような結果になったということ、まことに残念であり、申し訳ないと思っております。 私自身の責任というお話がありましたけれども、これは私自身の責任、県政にかかわることはすべて私の責任に関わっていることでありますけれども、これは実際の調査をやるに当たっての取り組みの不足だというふうに思っておりまして、私自身の責任というよりは、まことに悔しく、残念であるということに尽きます。ただ、そうしたものがおかしいのではないかということを発見したのも職員であるというのも事実でありまして、こうしたことが起きたということは、まことに反省しなくてはいけませんが、そうしたことが起きた時に、包み隠さずそれを公表し、そして必要な調査をさらに行うことによって、県民の信頼回復に努めていくということで責任を果たしたいと考えています。 ○時事通信 そうした問題が発生することの本質は、どの辺にあるというふうに知事はお考えですか。 ○知事 本質というか、この問題が発生した原因は、多分大丈夫だろうという見込みでやったということだと思います。その見込みではなく、調査要領に書かれたとおりにやらなくてはいけないということをしなかったという、そこの甘さだったと思います。
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