記者会見

●質疑応答:九州電力玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画の安全性について(その2)
○佐賀新聞
 ちょっと繰り返しになりますが、私、県民でごく一般的に不安を持っている方々という、そういう詳しい技術面じゃなくても、不安を持っている方々というのはかなり多いと思うんですね。その中で、私個人としては論議が深まったとはまだ思えない状態の中で、このように安全性は確保されたということをおっしゃっているんですけれども、そういう不安を抱いている方々に対して、そこら辺、不安を抱いている方がもう減ったと思われての判断になるわけですか。
○知事
 減ったかどうかというのはわかりませんが、プルサーマルの件について、これは例えばの一つの参考資料でありますけれども、公開討論会が終わった後のアンケートなどを見ても、理解が深まったという傾向はあると思います。ああいったことを何度もやるわけにはいきませんが、その公開討論会における様子というのはネット上でも見ることができますし、また新聞紙上でも報告をさせていただいています。そうしたものを見ていただくことによって、この問題がどこに、いわば論点があるのか、そういったことについては県民の方々も知っていただいていると思っています。
 無論、これで終わるということではなくて、このことについては、これからもなお県民の方々に対して理解を求めることはやっていく必要があるというふうに思っております。
○共同通信
 不安を持たれているといったら、私も賛成と反対の言い分がどっちかなとまだ思っているような口なんですけれども、知事が県として、国や電気事業者の方がより理解でき、納得できたとおっしゃいましたよね。その理由を端的に述べていただければ幸いです。
○知事
 それは国が言っているからではなくて、双方の言い分を比べたときに、どちらの言っていることの方がより説得的かということを私は考えた。それは、考えたということでありますので、なぜそう考えたかと言われると、そこまでは説明はできないんですけれども、その両方を見たとき、例えば、制御棒の効きが悪くなるではないかという指摘がありました。それに対して、それは硼素濃度を濃くすることによって対応できるんではないかというふうなお話がありました。事実、私ども実際にやっているところに行って調べてみようということで、フランスに行って調べました。やっぱり硼素濃度を高くするというふうなことによって、制御棒の効きを確保されているということを私どもなりに確認しました。やはりそうなのかなというふうに思った。例えば、こんなことであります。

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