○佐賀新聞
　佐賀新聞です。話、ちょっと変わりますけれども、佐賀商工共済の件なんですが、佐賀地裁が和解勧告案を出したということで、常々、知事は司法判断を待ちたいということを言われていたんですが、これも一定の司法判断だと思うんです。和解に応じるべきとか、長引かせるのはどうかという一般県民からの反応も、僕、個人的に聞いたんですが、そういった点で、先週の段階ではまだそういう段階ではないというふうなコメントが出ていたと思うんですが、和解に応じられない理由等を改めてお聞かせください。
○知事
　一言で申し上げると、まだ途中経過だからということだと考えています。もちろん裁判所からの和解の提示でありますから、これはこれとして司法の一つの提示案ですから、重く受けとめなければならないということは思っております。ただ、次回の口頭弁論が4月14日に予定されておりますし、この後もいろんな論議をさせていただくことにしております。和解案がこれ一回で、あと全くないということであれば別だと思いますが、これから審理が進んでいくにつれて、いろんな展開もあるのではないかと思っておりますので、現段階においてはこの案をもって和解するという判断には立っていないということでありまして、あくまでも、もう少し期間を、とにかく論議を深めさせていただきたいと思っております。