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記者会見
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質疑応答:
九州電力玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画について

【訂正】
 以下の質疑で、知事が「核燃料サイクル交付金(仮称)」以外のプルサーマルに関連した交付金として、共生交付金や特別交付金について言及しましたが、これは、国の平成18年度予算に新しく盛り込まれた「原子力発電施設立地地域共生交付金(仮称)」(高経年化炉の設置されている原子力発電所の所在する道県に対して総額25億円を交付するもの)のことと混同されていたものです。
 なお、プルサーマルに関連する新しい交付金は、「核燃料サイクル交付金(仮称)」以外にはありません。
○日経新聞
 知事、どうしてもこれは聞かなきゃならないんですけれども、玄海原発プルサーマル、最終受け入れされましたが、まだ唐津との話が積み残しですよね。今後どういうスケジュールで、どのような感じになっていくのか。
○知事
 唐津市との話については、あそこから7項目出ていまして、その7項目のうちの1項目については事前了解の日に唐津市長との間で確認書を交わしています。あと残り6項目ありますが、これについては唐津市の方から具体的な提案があることになっています。この項目についてはこういったことができないでしょうかと、その提案が唐津市から佐賀県にされることになっていますので、それを受けて具体的に協議をしていこうということになっています。
○日経新聞
 何か県としては期限のめどみたいな、そういうのはお考えですか。
○知事
 いや、私どもの方では、特にめどはつけておりません。前にも申し上げましたが、例えば新エネルギーの開発のような、非常に時間のかかるようなものも含まれておりますので、そういったものが非常に短期間のうちに何かまとまるということではないのかもしれないとも思っておりますので、私どもの方でスケジューリングはしておりません。
○NHK
 この間、二階経済産業大臣が佐賀に来たときに、新たな交付金を創設するという話をしていましたが、あれは結果としてこれまで出ていた60億円だったということで、その別なものだと、最初報道とか、我々に対してそういうふうに言っていたんですが、それが変わったということなんですが、これについては何かお考えのところありますか。

○知事
 我々としては、まずは60億円の話はもうわかっていたといいましょうか、既に予算措置がされていたものでありますけれども、今回大臣に来ていただいて、その後のやりとりの中で、それとは違う25億円の「共生交付金」という名前だったと思いますが、そういう名前の交付金を新たに佐賀県に対して交付するという話が出たということは、プラスアルファだったと思います。この中身的には、それまであった特別交付金というものと内容は一緒かもしれませんが、それが佐賀県に対して交付されるということは決まっていなかったと思いますので、その意味ではこの25億円の共生交付金を大臣の方からきちんと約束していただいたということは、私どもにとってみたら非常によかったと思っています。
○NHK
 それで私の理解がちょっと間違っていたら、また訂正してほしいんですが、その後、二階さんが、それはなかったみたいなことを言っていたと思うんですが……。
○知事
 あっ、そうですか。
○NHK
 違ったっけ。
○知事
 60億円を否定したの。
○職員
 60億円と別ではないということを……
○日経新聞
 28日の閣議後の記者会見で、共同通信が確認したんですが、そのときに核燃料サイクル交付金とは全く別なものという意味ではありませんと。核燃料サイクル交付金のことですと。
○西日本新聞
 要するに、あそこで新しい交付金を考えていますとおっしゃったんですけど、それは60億円と混同していたということなんです。
○知事
 ええ、それはそれでおっしゃったんですけれども、その核燃料サイクル交付金というのは、このまま進めば佐賀県、そしてその関係自治体に交付されることになるというのは、およそ想像がつく話だったと思っているんですけど、今私が申し上げていたのは、これはちょっと私が間違っていれば、また後で訂正をさせていただきますので、お許しいただきたいと思いますが、これまで制度的にはあったものとしては特別交付金というものがありました。これはその25億円の交付金だったんですけれども、これはどの県にどういう形で交付するかということについては、それほど大きなルールがなかったものだというふうに思っています。これについて、二階大臣の方から、この間の閣議後会見において、その分を佐賀県に対しては交付することとしたいという旨の発言があったように、ちょっと私受けとめていたもんですから、そのように申し上げましたが、間違っているかもしれませんので、これはちょっと後で確認をしてお知らせをさせていただきます。
○NHK
 我々の理解としては、その60億円のほかに新たな交付金を創設するというふうなことを(二階大臣が)現場でおっしゃられて、それを我々が、それは60億円とは別のものですかというふうに執拗に繰り返したら、別のものだとその場で言われて、それで東京に二階さんが帰ってから、あれは違いましたと、60億円と同じものでしたというふうなことをおっしゃっていたもんですから、そういったものをやっぱり県としては、そういうふうに新たな交付金が創設されたというふうに期待をしていたのかなと思いまして、それがぽしゃったということについてはどういうふうにお感じかなと。
○知事
 もともと大臣の御発言というのは、あれはぶら下がりだったもんですから、私たちはあそこに入っていませんでしたので、そもそも大臣が(交付金が)別だという発言をされた場に、私どもい合わせたわけじゃなかったんですね。私たちは、今回国が予算措置しているのがこの60億円でありましたので、ひょっとしたら何かこう勘違いがあるか、意思疎通がうまくいかなくておっしゃっていたのかなというふうには思っていました。ただ、電源関係の交付金というのは、核燃料サイクルの交付金以外にもいろんな種類がありますので、そういったものが今回のこうしたことを契機にして佐賀県でも活用が可能だというふうなことをおっしゃったのかなとも私思っていたものですから、それで先ほどのような発言をしました。
○日経新聞
 当然ね、私もちょっと、いろんな地元とかも取材しましてね、また、県の姿勢も含めまして、今までやはりプルサーマルの必要性とか、安全性に議論が集中するのは当然であって、受け入れの是非を決めるときには、それが当然ですけれども、一方、他の自治体ではどうしてもやっぱり地域振興というのを、受け入れの前にかなり話されている県もあって、そういう面では佐賀県の場合は、いわゆる交付金の、じゃあ新しくこれを受け入れた場合にこういう交付金が来ますよと、これはこういう方向で使いたいとかいう議論はほとんどなかったですよね。だから次のステージに入ったときに、これから県としては交付金をどういう方向で使うのか、やっぱり知事としてもある程度の方向性を出されるべきだと思うんですけれども、その点についてはどうですか。
○知事
 それについてはこれから考えていきたいと思っています。国の予算も通りましたので、全体的な振興策のイメージ をつくっていかなくてはいけないと思っていますので、もちろん地元とも話をしていかなくてはいけないと思いますし、その何 に使ったかわからないという形ではなくて、真の地域の自立につながっていくような、そういう使い方をしなくてはいけないと思 っています。具体的なスケジューリングはまだですけれども、それはこれからやっていきたいと思います。



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