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記者会見
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質疑応答:談合問題について
○佐賀新聞
 5月に唐津東中学・高校、それから住ノ江港の整備ということで、談合と思われるような事件が2件あったわけですけれども、例えば長野県であるとか宮城県であるとか、改革派の知事がいらっしゃるところでは入札制度も透明化されて、随分成果を上げているというふうに言われています。県として、この入札制度を大きく変えるというようなお考えが知事の頭にはないのか、ちょっとお伺いしたいんですが。
○知事
 変えなくちゃいけないんじゃないかなというふうに思っています。何をどう変えればいいかというのは、今回の事案がどういう形で事実関係が明らかになるのかということを見極める必要があると思いますが、やはりこういった事件が相次いでいるということは、今のやり方に問題があるということの表れなんではないかということを考えていまして、担当の部局ともいろんな議論をしていっています。担当の部局も、もうこのままの姿が唯一無二というものではなく、さっきおっしゃったような先進的な事例もいろいろありますので、そういったものも参考にしていって、佐賀県的なものをつくっていきたいと思っています。
 そういう中で、我々の悩みというのは、一番シンプルに競争条件が確保できるのは、とにかく全部一般競争入札にする。安いものから高いものまで、外国に対しても開放するというのが一番いいんだと思うんですね。
 ただ、私はこれを重点実施項目、マニフェストの中でも、地域でできることはできるだけ地域でやりましょうよというローカル発注といったものを掲げています。全く皆様方の税金でやる仕事が、地元がかかわらない形でやっていくということに対して、本当にそれで県民の方々に御納得いただけるのかという問題も私はあるのかなと思っているんですね。そういう地元経済にとっての効果というものも一定確保しながら、違法なことができないような、公正な競争条件を確保していく、これはいわば相矛盾することなんですね。それをどうやってまとめ上げていくかというところは大変難しいところはあろうかと思いますが、従来型でもない、そしてまた、全く無条件に世界に対して門戸を開いてしまうということでもない形の、新しい佐賀県的なスタイルのものができないのか、今回の事件を機に変革を考えていきたいと考えています。
○FM佐賀
 それは、いつぐらいまでをめどに考えていますか。結構難しいものだと思うんですけれども。
○知事
 その事実関係がどういう時間軸の中で明らかになるのかというのがいまひとつわからない部分がありますので、その捜査の進展状況なんかを見ながらということで、ちょっと今の段階ではいつまでにということはわからないんですが、あんまり遅らせる理由はないと思いますので、そうしたものを見ながら、できるだけ早く対応していきたいと思います。




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