次に、佐賀県で障害者雇用の分野で特例子会社というものが初めてつくられることになったということです。
　障害者雇用促進法という法律で、本来は、企業は1.8%という法定雇用率を満たさなくてはいけないんですが、特例的に子会社をつくって、その子会社が集中的に障害者を雇用する場合には、その子会社と親会社を足して計算していいという制度があります。これを特例子会社と呼んでいまして、これまで佐賀県には全くなかったんですが、今回、株式会社エフピコ様が設置していただけるということになりました。
　特例子会社としては、ダックス佐賀という名前になりまして、現在、吉野ヶ里町にありますエフピコの九州ピッキングセンターの中に新しく会社をつくって、そこで明太子用のトレイのスポンジ張りの作業を、知的障害者5人の方を採用して事業を行っていくことになっております。
　自立支援法も成立して、障害者が働くことのできる環境をつくることがますます求められておりますので、このようなことを契機にして、一つでも二つでも多くの特例子会社を県内につくっていきたいと考えています。今年の障害福祉施策の大きなテーマの一つでありましただけに、大変うれしく思っております。