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記者会見
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質疑応答:九州新幹線西九州ルートについて(その2)
○NHK
 新幹線の問題なんですが、これは前のときの会見でも言われたと思うんですが、やはりここ1カ月、佐賀県以外の動きはかなり活発化してきたと思うんですが、やはり地元自治体の理解を得る行為というのは、前の月もおっしゃっていたんですが、あまり目に見えてこないように思われます。ただ、周辺の動きが、例えば、長崎がやったりとか、武雄が中心となって組織をつくるとか、そういった動きはあるんですが、そういった中で概算要求、あるいは年末の予算の確保に向けて、その努力を尽くしていくというのがいまいち表れていないと。それは今後、この間も言ったと思うんですが、どういう一手といいますか、どういうふうにやっていこうとお考えなんでしょうか。
○知事
 概算要求というのは、国の方で、財務省に対して要求をしていただけるかどうかというステージですので、地元というよりは、むしろ、その作業を行っていただく政府内の国土交通省であるとか、また関係の国会議員の方々に対してであるとか、こうしたところに、地元の人たちの気持ちを伝えるということが大変大事な作業になっていくと思います。
 その意味で、武雄の方々や嬉野の方々、また、それ以外の沿線の自治体の方々がいろんな活動のやり方で県庁の方に来られることもありますし、また、国や与党の方に働きかけをされておられるということは、非常に意味のあることだと思っているんですね。そうしたことが概算要求していただけるかどうかということにもつながっていくんだというふうに思います。
 一方で、私どもは地元の理解を得る作業ということをやっていかなくてはいけないわけでありますが、今、例えば、江北の方たちが自発的に理解しよう、もっとこの問題について勉強会をやろうということで、12回にわたって各地域で勉強会をやっておられます。こうしたことについて、私どもも呼ばれておりますので、担当の職員が出かけていって、必要があればご説明を申し上げるということでやらせていただいております。
 私もこの様子を随時ずっと聞かせていただいていますけれども、こうした試みがなされていくことで、江北の町の方の理解はかなり進んでいっているんではないかというふうな気がしております。一見遠回りに見えるかもしれませんけれども、地元の方からぜひしてくれと言われたときには、こうしたことをやっていくことによって理解を広めていくということも極めて大事だろうと思っております。
 また、鹿島市の方といいましょうか、期成会を代表してということだと思いますが、公開討論会についても事務的なやりとりはずっと重ねてきておりますが、佐賀と鹿島でやるということについては合意が得られましたが、今内容について、事務的にはまだ詰めができておりません。私どもとしては、ぜひ今回、経営分離に同意をいただいた場合、どういう振興策を考えているのかということについて、ぜひ説明をさせていただきたいというふうに申し上げておりますけれども、期成会側からは、経営分離の同意を前提としない振興策であればいいけれども、経営分離の同意を前提にしたというものであれば、それは違うのではないかというふうなご意見をいただいていまして、こうした事柄について、なかなか意見の一致を見るに至っておりません。
 私どもとしては、どうせやるのであれば、きちんと私どもの意見も聞いていただけるようなやり方でやりたいと思っておりまして、そうしたことについては、いましばらく時間がかかるかもしれないと思っております。
 ただ、こうしたことについても、今後も調整は続けていかなくてはいけないというふうに思っております。
 確かに、8月末の概算要求に向けては、なかなか地元自治体の同意がすぐとれるという状況にはないかもしれませんが、こういう地道な努力を重ねていくほかに道はないのではないかと思っております。




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