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記者会見
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質疑応答:岐阜県裏金問題について(その2)
○西日本新聞
 先ほどの岐阜県の裏金に関してなんですけれども、県民からすると、もちろん佐賀県に対してもまだあるんじゃないかという思いを抱いている方、いらっしゃるかもしれないんですが、岐阜県もそうですけど、よく手をかえ品をかえ、いろんなことをやるなという印象があるんですけれども。これを防止するには、先ほど病弊という言葉を知事もおっしゃったかと思うんですが、定期的な第三者による監査だとか、知事自体はその防止策についてどのようにお考えかという点と、何か導入するお考えがあるのか、その辺をちょっと伺いたいんですが。
○知事
 佐賀県では、もう皆さんご承知のように、平成16年、17年と2年にかけて、いろんな不正に管理されている仕組みを調べていく中で、通帳を全部チェックするという仕組みを導入したんですね。これは多分よその県で全くやっていないと思います。その当時扱っている現金も全部チェックをして、おかしなものは全部引き上げをしましたし、それ以外の通帳についても、全部今職員課がチェックをして管理しています。そうすることによって、ほかの県の裏金も何らかの名義の通帳にあったことが多かったので、その通帳で不適正な、不明朗な金を経理するということは、もうこの佐賀県では不可能になったというふうに考えております。
 そうは言うものの、どういう手口で岐阜県でも行われていたのか、そこをウォッチする必要があると思っておりまして、今、関係課の方に岐阜県のやり方をきちんと調べるように言ってあります。一定のところが明らかになった時点で、同じような手法を佐賀県でもとった場合、そういったことが可能ではないのかということを調べてみたいというふうに思っておりますし、また、今職員はそれぞれのデスク上のコンピュータから、私に対して公益通報制度というものができるようになっております。だれにも知られずに、私に対して、こういう違法なことをしている、おかしなことをしているということが通報できることになっておりますので、こういったことがあるので、おかしなものを見つけたら通報してくれということの喚起もしていきたいと思っております。
 なお、(岐阜県では)労働組合でお金を預っているということがありましたけれども、このことが明るみに出た直後に、職員課長がすぐに組合の方に、我が県においてそういう事実がないかどうかの確認をいたしております。その結果、職員組合の方からは全くあり得ない、ないというふうな返事をいただいているところでございます。
○西日本新聞
 内部的なチェックじゃなくて、第三者を入れてチェックしないとあまり効果がないんじゃないかというふうにも考えられるんですけれども。
○知事
 これだけの仕組み、例えば県庁の中でかばい合いをするということであればともかく、職員の服務を所管する職員課が通帳の管理をしていて、それでもなお、そこが信用できないということになるのかどうかだと思うんですね。
 また、こうした簿外のものの処理については、監査を行っていただく際にも、そういったことにも注意をしていただくようにお願いをしておりますし、今の段階では、こういうチェックで十分できているのではないかなと思っております。
 ただそれは、だから未来永劫ずっとこの方式でいくということではなくて、やはりいつもアンテナを高くして、何かおかしなことが出てきそうな前兆があれば、もちろん、外の方も含めてチェックに入っていただくということは、いつでも考えておかなくてはいけないことだとは思っております。




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