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記者会見
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質疑応答:岐阜県裏金問題について(その3)
○時事通信
 また裏金の話に戻るんですが、先ほど知事は2年かけて処理してきたと。痛みもあったが、問題点、反省点を出すことができたと言うんですが、痛みがあったというのはだれがどういう痛みを伴ったということなんでしょうか。それとあと、問題点、反省点なんですが、どのように認識されて、それがどのように解決されてきているかというのをお伺いできますか。
○知事
 痛みというのは、もちろん、それは県庁自身が厳しく問われたという痛みであります。
 もちろん、職員自身、そして、退職者に対しても額を支払っていただいているわけでありますけれども、それぞれの当時の役職に応じて額を支払っていただいておりまして、中には自分は全くそういったことにかかわっていないという方もおられますけれども、それはいわば連帯責任ということでお支払いをしていただいています。そういったことも含めて痛みというふうに申し上げました。
 また、反省点があったというのは、これまで一つは、とにかくお金を使い切ることこそが善であるという考え方があったということであります。これが一番大きな反省点です。国庫補助金で来たものについては返すのがもったいない、とにかくゼロで清算するのが当たり前という風潮がありました。それは残すぐらいだったら何かに使ったことにしようとか、要らないのに使ってしまえとか、そういうふうな風潮を生んだというのが一番大きな反省点です。そういったものをやめるために、今私たちはとにかく予算を残そうということを──残そうというか、残してもいいんだよということをずっと訴えてきています。必要がなければ残すという風土をつくるということが、無理やりお金を使うだとか、変な形で残すということを防ぐ極めて大事な方法なんだということを学びました。
○時事通信
 痛みの部分ですが、痛みというのは、ちょっと認識が違うのかなと僕は思うんですよ。というのは、正しく税金を使っていなかったので、それについて責任をとるのは当たり前であって、それを痛みと感じるのはどうなのかなと思うのと、やはりどうしても公金意識の部分で、身内だけのいろんな監視のシステムというのは問題があると思うんです。先ほど出た質問に繰り返しになるんですが、いわゆる第三者機関なりなんなりの監査というのを導入するお考えが、ないのかどうかお伺いできますか。
○知事
 まず、痛みについてでありますけれども、そうやって県民の方から私どもに対して厳しい目を向けられたこと自体が、向けられたものを痛みとも何とも思わずに、それを当たり前だろうと思うのはちょっと違うかなと思います。それはやっぱり県民の方が私たちに対して厳しい目で向けられる、それを痛みと感じなければ、恥ずかしいと感じなければ、私は改善はないと思います。その意味で痛みというふうに申し上げました。
 それと、第三者の委員会の導入については、現時点では必要はないというふうに思っておりますけれども、未来永劫必要ないということではなくて、こうしたことは、こうした問題が大きくあった直後はみんなの意識も非常に高いものがありますけれども、だんだん年数がたつに連れて意識が低下していくというのも残念ながらあります。そうしたことを考えると、どういうタイミングになるかわかりませんけれども、時折だとか、突然だとか、今は外部監査という手法もありますので、そういった手法なんかを使っていくことによって、再び同じようなことが起きないようにしていくということも大事なことだろうと思っております。




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