○佐賀新聞
　先月、福岡で子供3人が追突されて橋から落下して死亡した事故が起きましたけれども、あれに限らず、公務員の飲酒運転という不祥事が多いんですが、佐賀県の場合、県の教育委員会は原則、そういったことがあれば懲戒免職という基準を引いていますが、知事部局に関してもそういった厳罰化というんですか、何かそういった考えはありますでしょうか。
○知事
　実態的に言えば、私が就任して以来、飲酒運転をした職員は免職しております。平成15年に1件、職員が飲酒運転をして物損事故を起こしたという件がありまして、これを諭旨免職にしました。それ以来、知事部局の職員の飲酒運転による事故というのは起きてはおりませんが、基本的には、諭旨免職以上という考え方を持っております。
　今回、このような痛ましい事故が起きましたので、改めて全職員あてに通知をいたしました。その中においては、基本的には懲戒免職になるんだということを明らかにしております。基準ということをつくっているわけではありませんが、酒気帯びも含むところの飲酒運転、これによって事故を起こしたかどうかではなく、酒気帯びで運転をしたという事実が確認されれば、もうその時点で公務員としての仕事を続けることはできないという姿勢を明らかにしたつもりでございます。
　これはある意味、教育委員会と歩調を合わせたと考えておりまして、こうしたことを発動する必要がないようにしていかなくてはいけないと考えております。