明けましておめでとうございます。
　それでは、新年第1回ということで、この年にかける思いについて申し上げさせていただきます。
　今年、私自身は任期が4月までしかございませんので、あまり1年全体をふかんしたような物の言い方はどうかと思っておりますけれども、佐賀県という一つの自治体が今年どういう年になるかという意味で申し上げれば、「2007青春・佐賀総体」が開かれる年だというふうに思います。
　去年、全国豊かな海づくり大会は、皆様のおかげで大成功のうちに終わりましたけれども、今度の青春総体は一月間という非常に長い期間にわたる、そして県内全域で競技が開かれるという非常に大きな大会になっていきます。大会期間中はいろんな予期せぬこともあると思いますけれども、これは佐賀県の力でぜひともクリアをして、いい大会だったと、参加者、また見に来ていただいた方々、そして私たち自身が思えるような、そういう思い出深い、意義深い大会にしていきたいと思っております。
　この大会そのものの成功はもとより、この大会に向けての盛り上がりをぜひいいものにしていきたいと私自身考えております。例えば、一人ひとりがマナーアップをしていこう、そういった動きも出てきております。特に多くのお客様をお迎えすることになる開催地でありますとか、またタクシーやバスといった公共交通機関、こうしたところにおける接客の技術やマナーをこの大会を機会に向上させていくということは、将来にわたっての財産づくりにもなると思います。
　また、今回は全種目を、全試合というわけではございませんが、すべての種目について動画で配信をしていこうという試みをスタートさせることにしています。こうすることによって、佐賀県で開かれているこの大会に多くの方々に関心を持っていただけるようにしていきたいと思っております。
　去年の大会を自信にしながらも、慢心につながらないようにしっかりと身を引き締めて、いい大会にしていきたいと思っております。
　それと、佐賀県の経済について言えば、去年1年間かけて企業誘致も18件と非常に多くの企業立地を実現することができました。3年半前に私が県政を担当し始めたときに、とにかく働く場をつくるということが何より緊急の課題だというふうに申し上げたことがございましたが、それから見れば非常に経済の状態は好転しつつあるというふうに言えようかと思います。
　ただ、もちろん佐賀県の地場経済そのものを見ておりますと、個人消費がなかなか伸びないということでありますとか、地場の企業においては景気が回復していると実感に乏しいというお話をよく聞くところでございまして、できるだけ広い分野に、そしてできるだけ個人に対してその景気の回復感が伝わっていくようなことを今年できればというふうに願っているところでございます。我が国全体が景気回復基調にある中、佐賀県も有効求人倍率が上がってくるなど、その一翼を担っているという自負はございますけれども、この上昇気流にうまく乗っていく、「気分上々」という歌が年末から今年にかけて何度も頭の中に残っていまして、まさに気分上々という感じでいけるように、そういう1年であってほしいなということを願っているところでございます。
　私からは以上でございます。