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記者会見
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質疑応答:中心市街地再生について
○佐賀新聞
 話が変わって恐縮なんですが、(佐賀市に)ゆめタウン佐賀が昨年12月にオープンして間もなく1カ月なんですが、その後の人の流れが変わったような気もしますし、常々知事は中心市街地の活性化を課題とされていたんですけれども、ゆめタウン佐賀の影響をどう見ているのかということと、市街地再生推進本部が立ち上がったものの、その後動きが見えないんですけれども、その辺どうなっているのかお聞かせください。
○知事
 私もゆめタウンに足を運んでみました。確かに非常に多くの人が訪れているなという印象を与えています。ここに来られている方々が、これがなかったらどこに行かれていたのかといったことを考えると、一番大きな影響があったのは既存の大型店だろうというふうに思っております。
 また、これまでほかの大型店になかったようなお店や業態のショップが入っているということからすると、一定程度は県外に流出していた購買力を止めるということに役に立っているのかもしれないというふうにも思っております。正直な話で申し上げますと、一般的に大型店における、特に食品などのコーナーというのは、割と全国展開をしているものを持ってきて並べるというものが多かったような気がしますけれども、今回のゆめタウンの食品売り場には、非常に多く佐賀県のものが並べられていて、その産地や生産者についてもきちんと表示がされているということや、佐賀県内のいろんなものを非常に意欲的に並べてあるという点は、私自身が正直言って驚いたところでもございました。
 それとは別に、中心市街地、私どもは「まち再生」と呼んでおりますけれども、こうしたことにとってはプラスという要素ではなかったのかもしれませんが、この「まち再生」に向けては、今(佐賀)市の方でもエスプラッツに入るいろんなお店の検討が進められておりますし、県としても、パスポートセンターの方はもうほとんどすべての市町が自分のところでやるというふうな意思表示をされましたので、今さらその必要はないだろうということで、我々としては断念をいたしましたけれども、いろんな形で県としてもお役に立てることがあるのではないかなというふうにも思っております。市街地再生推進本部そのものとしては、これからの市街地の再生に向けて県としては何ができるかということを、6月の予算に向けて検討していくことになろうかと思っております。
 また、唐津市の方では「まち再生」のいわば第1弾とでも言えるべき、お店の玄関というか、ファサードと呼ばれる、外から見たところを昭和の雰囲気をかもし出すようにしようという動きが非常に広がってきておりまして、そのこと自体が唐津の一つの顔になりつつあるなあということを感じています。
 また、先般唐津の大手口にあるまいづる百貨店があったところの跡と隣のバスターミナル、これを新しく自分たちで再開発を民間主導でやっていって、そこでその「まち再生」につなげていきたいというふうな提案もありました。こうしたことについても、県としてもぜひいろんな意味で協力をしていきたいというふうにも思っておりますし、とにかく、どこかで「まち再生」に成功する模範事例をつくり出したいと思っております。どこもかしこも同じように中途半端な形で支援をしていくというのではなくて、どこかで成功事例を生み出すということによって、こうすればうまくいくんだというものを生み出していくような、そういう支援をこれからやっていきたいと思っております。




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