○日経新聞
　知事、ちょっと裏金問題で、今岐阜県と新潟県が、新潟県の知事が実は（当時の）岐阜県の総務部長で、今の古田（岐阜県）知事は「返還せよ」というふうに言っていて、新潟県知事が「それはおかしいんじゃないか」みたいになっているんですけれども。（古川）知事はね、長崎県の問題に絡みまして、総務部長でいらっしゃったときについて、知事のご判断というか、例えば、長崎県で裏金問題で、知事が総務部長としていらっしゃったときに、あるいは商工労働部長としていらっしゃったときの、例えば、返還とか何か求めるとかいうことになった場合は、知事はどういうご判断をされますか。それはもう返還していくと。
○知事
　それは前にもこの場で申し上げたと思うんですけれども、もちろん長崎県から何か言ってきているわけではございませんけれども、私どもも、佐賀県で食糧費や裏金について問題になったときに、その当時各省庁から出向された方々に対しても求めましたので、今度は求められる側になれば、当然払うべきだというふうに私は思っております。
○日経新聞
　それについて、例えば、もっと早く──私が何を言いたいかというと、この問題が、もちろん求められる側から「どうなってんだ、どうなってんだ」と言うのも何か変な感じはするんですけれども、早くやっぱり決着をつけた方が。（そうしないと）何かこうもやもやした感じが僕は残るんじゃないかとも思うんですが、その辺何か提言みたいなのはどうですか。
○知事
　多分、きちんとこの問題にけりをつけたいというのは長崎県の人たちが一番思っておられると思うので、それをよその方から「どうなってんだ、早く決めろ」というのは、いささかおこがましいかなという気持ちでおります。無論、このこと自体は私がそういう商工労働部長、総務部長をしていて気づかなかったということ自体非常に恥ずかしいと思っておりますので、早く整理をしていただきたいという気持ちもありますし、求められれば必要な責任は取るというふうなつもりで思っておりますが、ちょっとこちらの方から言うというのは、なかなか難しいかなというふうには思っております。