TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

発表項目:吉野ヶ里遺跡 初の海外における企画特別展を開催します

  次に、韓国の国立中央博物館で開かれることになっております吉野ヶ里展についての発表でございます。吉野ヶ里遺跡が海外で単独で特別展が開かれるというのは今回初めてでございます。吉野ヶ里遺跡としての初の海外出展になります。また、同時期の韓国の土器や出土資料を併せて展示をいたします。そのことによりまして、いかに当時の時代から韓半島と我が国の間に交流があったかといったことを、あらためて確認していただくような展示ができると思っております。
 当時の日本、韓国というのは、今ほど交通機関は発達していなかったわけでありますけれども、私たちの想像を超えるような交流があったのではないかということを私も感じておりますが、韓国国立中央博物館の金館長もおっしゃっておられました。そうしたことを実感していただくことになればと思っております。
 この秋には韓国のソウルにあります中央国立博物館で吉野ヶ里展が開かれ、そして来年の1月1日のお正月、元日からは、今度は場所を変えまして佐賀県立美術館において、里帰り展という形で同じ展覧会が開かれることになります。
 この韓国国立中央博物館は、数年前に新しく韓国ソウルの郊外にオープンをしました、非常に近代的でモダンであり、かつ韓国やアジアの伝統というものを重んじた造りになっている博物館でございます。10月16日から12月2日まで開催をします。タイトルは「吉野ヶ里 日本の中の古代韓国—2000年の時空を越えて—」こういうタイトルになっております。一方で、里帰り展は、2008年、来年の1月1日から2月11日までの開催となっておりまして、こちらのタイトルは「吉野ヶ里遺跡と古代韓半島」こういうタイトルになっているところでございます。
 韓国の国立中央博物館と自治体が共催してやる展覧会というのは全国で初めてでございます。そうしたいろいろ大変なこともあろうかと思いますけれども、同時代のものを並べるということによって相互理解を深めたいということや、併せて両国の研究者によるシンポジウムや体験プログラムを開催することといたしております。
 また、併せまして、国営吉野ヶ里公園と関連イベントで連携をしまして、効果的に吉野ヶ里公園のほうにもお客様を誘導していけるようにしたいと考えております。

【パワーポイントにより説明】
 例えば、典型的な例なんでございますけれども、韓国側で出土したものと佐賀県側で出土したものが極めて似ているという例でございます。ガラス製の勾玉も非常に同じような形のものが出てきておりますし、細い形の銅剣についても、ほぼ同じものが出てきております。無文土器と呼ばれる土器についても、ほぼ同じ形が出てきております。こうしたものを見ていただきましても、当時非常に似通った文化、文明、または文物の交流があったのではないかということが想定されるものでございます。
 1人でも多くの皆様がお越しになることを心から期待をしておりますし、この吉野ヶ里展のオープニングには私も出かけてまいりたいと考えているところでございます。
 私からの発表事項は以上でございます。



「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。