○STS
　佐賀空港に、今、中華航空機がずっと駐機中なんですけれども、2度にわたるトラブル、それから施設の一部を壊しているという部分もありまして、県民も安全運航に対する、中華航空は大丈夫かといった不安も持っていると思うんですよね。そういった意味で、知事もこの間、台湾に行かれまして、「J−PON」の売り込みとか、あるいは「がはいばあちゃん」とかで非常に台湾の関係はいいんですけれども、安全運航の面で、今回のトラブルはどう思うかというのが一つなんですけれども、それから安全運航の面で何か申し入れといいますか、そういったものをされたのか、されなかったら、今後、考えているのかどうか、このあたりを聞かせてください。
○知事
　まず、今回のトラブルについては、私どもとしても非常に問題だと思っております。中華航空、そしてその前はマンダリン航空でありましたけれども、台湾の航空会社がプログラムチャーター便という形で佐賀空港をお使いいただいていることに対しては、大変感謝を申し上げているわけでございますけれども、あくまでも安心して使うことができる安全運航を前提にしてのものでございます。今回のひび割れのトラブル、そして修理した後の離陸の不具合、そうしたもの、またはそれに対する様子を見ておりますと、私どもとしては中華航空の対応が十分なものだと言うわけにはいかないと考えております。
　今回、私ども佐賀空港の設備を破損したということもございますので、中華航空、チャイナエアラインに対して、今回のこうした破損事故に対する私どもとしての遺憾の念、そして安全運航を徹底するようにという申し入れを、本日付けで先方に申し入れをすることとしたいと考えております。
○NHK
　その件に関連してですけれども、サガテレビさんのほうからありましたけれども、やっぱり、これまで台湾との交流を進めてこられたということがあるだけに、知事ご自身としても残念というか、そういう部分もあるのかなと思うんですが、そのあたりはいかがですか。
○知事
　台湾と佐賀県との民間同士の友好交流というのは非常に進められてきていましたし、佐賀県にお越しの外国人の中でも、台湾の方が圧倒的に多いわけですね。そういったことを考えると、非常に民間同士ではうまくいっているだけに、こういうエアラインだとか行政機関との間に、こうしたやりとりをしなくちゃいけないということ自体は誠に残念に思っています。私どもとしては、こうした事故を教訓として、チャイナエアラインがより一層、安全運航に努められて、安心して使えるエアラインとなり、また、安心して佐賀空港を使っていただけるような関係にしていきたいと心から思っております。