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記者会見
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発表項目:新「佐賀のり」(仮称)の評価基準及び新名称が決定しました

 それでは、きょうはまず最初に新しい「佐賀のり」の名前が決まったということを発表させていただきます。
 新しい「佐賀のり」のプロモーション事業なんですが、ことしの4月に佐賀県有明海漁業協同組合という非常に大きな単一の漁協が発足をしました。それに機を合わせまして、これまで色とか、ツヤとか形という、外見で決められていた海苔とは違うおいしさというものを評価基準にして、日本で初めてわかりやすく定義をして、それに名前をつけて売っていこうと。いい海苔は「味・姿・育ち」、これが違うということをテーマとして、7つの「おいしい海苔の評価基準」を定めました。そこで、それを発表させていただきます。
 目標としては、マーケティング用語としての差別化ということでありますけれども、非常にいい最高級品をつくっていこうということです。
 和牛の世界では、既に佐賀牛というのは非常に差別化された一つのトップブランドとして評価を受けていますけれども、いわば海苔の世界での佐賀牛をつくっていこうと、そういうイメージであります。
 そして、それをやっていくために、佐賀牛でも、一定ランク以上という価値判断がありますけれども、海苔についても新しい基準を、お客様の視点で選ぶ基準をつくる。また、信頼できる、安心できる基準ということで、トレーサビリティをやっていくというふうなことで、こうした基準をつくり、シンポジウムやタイアップイベントをこれからやってまいります。
 新しい「佐賀のり」の評価基準は、「味・姿・育ち」です。
 「味」をさまざまな検査で測定していきます。うま味レベルが「優」以上、香りのレベルが「優」以上、あと口溶けのよいおいしいものであること、そうしたことを要件とします。
 また、色、ツヤ、形、ここは外見になっていきますけれども、それが美しいということであると。
 また、トレーサビリティを重視しますので、育成記録で素性がはっきりしているものや、一番摘みの初物であること、ひと網300枚以内の厳選摘みであること、大体、普通だと、ひと網500枚ぐらい採りますので、それよりもさらに厳選した摘みであること、こうしたことを評価の基準にいたします。
 こうした新しい、非常においしい最高級ブランドの「佐賀のり」のネーミングを「佐賀海苔 有明海一番」、こう決定をさせていただきました。日本一の生産量と品質を誇っている「佐賀のり」の中から、さらに選び抜いたものであるということ、また、有明海苔と、「有明」という言葉が海苔と結びつく言い方自体はお客様にかなり定着していますので、そこを一種強調していくということ、そして、有明海の海苔がほかの産地の海苔に比べても、私どもから見れば最も品質の優れたものであるというところを強調したい、そう思っております。
 また、品質も量も日本一である佐賀という名前を出した上で、「有明」と「佐賀」という名前を結び付けさせ、「一番」という言葉によって、本当に一番いいものだというふうなことを消費者に訴えたいと考えています。
 「山は富士、海苔は佐賀。」、こういうキャッチフレーズで、とにかく日本一のもの、すばらしいもの、それが佐賀にある。海苔の最高級のものは佐賀にある。こうしたことをキャッチフレーズとして、ポスターで展開をしていきたいと考えています。「山は富士、海苔は佐賀。」、非常に語呂としてもわかりやすく、覚えやすいものですから、こういうフレーズにいたしました。
 テーマは、繰り返しになりますが、「味・姿・育ち」、こういうものであります。これをポスターや、いろんなシンポジウムをはじめとしたメディアミックスによって展開をしてまいりたいと思います。
 今後のスケジュールとしては、その味を評価する食味検査員の試験を行いまして、12月の上旬、ちょうど、きょう、海苔の採苗の日でございますけれども、秋ノリの初摘みの選定、入札会、あと冬ノリの初摘みの選定、入札会と、こうしたことを行った上で、3月には新しい商品、まさに「有明海一番」の発表会を行いたいと思っております。
 ことしは例年になく海苔の作付が遅れておりまして、きょう、ようやくできたという状況でございましたが、この後の海況の変化などによって、いい海苔ができることを心から期待しております。
 「佐賀海苔 有明海一番」、皆様にも、どうかよろしくご理解とご支援のほどお願い申し上げます。




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