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記者会見
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質疑応答:「佐賀県行財政改革緊急プログラムVer.2.0(素案)」について(その5)
○西日本新聞
 初めてですね。人勧のほうは結局、人事委員会の勧告は完全実施じゃありませんけれども、これは何年ぶりになるんですかね。
○知事
 それは、これまでもございました。昭和60年以来です。
西日本新聞
 それともう1点、すみません。この差をつけていらっしゃいますね、知事が一番高くて、この意味というのは、先ほど責任の重たい順番という話だったんですけど、それにつきまして。
○知事
 率先垂範ということで、より上位に立ち、また職責も重い人間こそ、こうした痛みを、より感じるべきであるという考え方で、そのような率にさせていただきました。
日経新聞
 知事、すみません。ひとつ、例えば、この中には、九州新幹線西九州ルートの新たな負担とか、もし実現すればですよ、そういう要素も見込まれているのか、あるいは、もし、県の負担分が、これからもっと、有明海沿岸道路とか、そういう事業費の負担も見込まれての数字なんでしょうかね。
○知事
 そこの部分も含めて、とにかくトータルで3年間の分というのを出させていただいているんですね。例えば、私どもとしては、仮に、有明海沿岸道路の事業の分が予想よりも増えれば、どこかほかの事業を少し休んでということになりますし、そうでなければ、また、その逆になるという感じで、その意味も含めてのトータルで書いてございます。
日経新聞
 西九州ルートの負担も、3年間には何らか発生するみたいな見通しには入っているんですか。
○知事
 見通しというか、そもそも何が幾らになるから、この額という積み上げをしておりませんので、この975億円の、要するに全体で、この額から5%ずつカットしていきます。カットしていった額を3年分足し上げて、それを3年間でこの額ですとしたものなんですね。ですから、この中に個別に、何に幾ら積んでいますというやり方をしておりません。ですが、私どもとしては、是非、西九州ルートについては一日も早く着工をと思っておりますから、それは、ここで使えるようになればということなんですが、ただ、この期間中は、ほとんど設計とかなんとかなんで、大きな額は出てこないんですね。ですから、2,640億円とかに影響するような大きなことにはならないと考えております。
  鹿児島ルートについても、平成22年度に完成ですけれども、22年度が、一番、額が大きいんですよ。という感じになっていきますので、それは、それほど大きな違いにはなっていないものと考えますが、理念的には、この中には個別の事業というものを足し上げて、この額になっているわけじゃないです。
○日経新聞
 その辺がひとつ、県民に対する説明として、極端な話ですが、これだけ苦しいのであれば、じゃ、新たな負担になるような事業は止めればいいじゃないかという議論、意見は、当然、出ると思うんですよね。それに対して、知事はどのようにお答えなのか。例えば、この3年間では、あまり負担がないから大丈夫よというような表現でされるつもりなのか、もうちょっと、いや、それでもやっぱり、将来は、きちっと負担があるわけだから、それも含めて何らかの予備を、例えば、貯金をちょっと増やすとか、そういうふうな対策が必要だとかいうお考えなのか、その辺はどうでしょう。
○知事
 この厳しいときであればこそ、何をやるか、何をやらないのかということは厳しく精査しなくちゃいけないだろうと思います。でも、その中でも将来のことを考えて、やらなくちゃいけないことは、やらなくちゃいけないんですね。それをやらないというのは、例えば、じゃ、今、厳しいからといって、新しく職員採用を止めるか、それは止めるわけにはいかないと思います。新しく採る人、また中途で、キャリア採用で採る人、そういったもので人を入れていかないと、組織というのは回っていきません。それと同じでございまして、こういう社会資本整備にしろ、将来に向けた教育関係の投資にせよ、それはいくら厳しいときでも、やらなくちゃいけないことは、やらなくちゃいけないと思っています。
  今回は、たまたま西九州ルートについて言えば、ここに大きな額は入っていないということでありますけれども、私どもとしては、今、厳しいときだから、とにかく、どんなに大事な事業であっても、もう先延ばしにすればいいんだというふうには考えてはおりません。

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