○佐賀新聞
　14日の政府・与党というか、関係者で促進をとなってから、まだ3日目なんでけれども、すごく結論がスピーディーというか、急展開したなと思うんですけれども、一方で、そんなに急がなくても──端から見ると急いでいるようにも見えるんですけれども、結論を急がれた理由というのは何かありますでしょうか。
○知事
　もうちょっとゆっくりやろうという考え方もあったんですが、一部報道がかなり先行したところもあって、内容的にかなり違うものが、いろんな各社で出たりしたもんですから、こういう状態が長く続くことがいけないというふうなこともありました。
それと、協議を始めたその後の状況から言えば、基本的には同じ、JR九州さんがかなり踏み込んで、自分たちが経営分離せずにやってもいいというふうなことを示していただきましたので、じゃあもうとにかく一気にやってしまおうというふうなことで、かなりスピードアップをしたということがございます。
○日経新聞
　知事、折しも今週は財務省原案が出て、来年度に向けて予算をどうするかという、もうピークのときですけれども、これを受ける形で20日はどうなんでしょう、また調査費10億円という話題になるんですかね。あるいは、今年度中に10億円を使う、もう着工調査をやるという段取りになるんでしょうか。
○知事
　私は、基本合意に達していますので、できるだけ早く確認をやっていただいた上で着工をする。ことし、ついている分の予算もきちんと執行してできるようにしたいというふうに思っております。
　一方で、来年度については幾らつくかわかりませんけれども、それはそれで、別途、予算が確保されるものだというふうに思っています。
○日経新聞
　今後の具体的な知事が想定していらっしゃる段取りをちょっと教えていただきたいんですけれども、年内は例えばどういうことになって、じゃあ具体的に調査のスタートというのが、大体、何月ぐらいになるのか。どうでしょう。
○知事
　まず、来年度の予算については、これといった動きはございません。私どもの今の動きと関係なく、来年度については恐らくでございますけれども、幾らかつくのではないかと考えております。そして、今回のこのプロセスの今後について申し上げれば、先ほど来申し上げておりますように、今後、政府や与党の中において、具体的にどういう形になるかわかりませんけれども、今回の基本合意を受けて、西九州ルートが着工の条件を満たしているかどうかの判断がなされます。その判断が来週になるのか、それとも年内になるのか、または年を明けるのか、その辺のところについては、まだ関係者のほうで、いつごろやろうというふうなことが決まっていないと伺っておりますので、私どものほうで、まだちょっと、見通しをするというわけにはいきませんが、できれば年内とは思っておりますが、年は明けるかもしれません。そういったところで確認をされて、着工が決定されるという運びになると考えています。
○日経新聞
　それはもう、いわゆる今年度中、来年3月中にも調査に入ると。
○知事
　入ることはできると思っています。
○日経新聞
　ということは……
○知事
　その確認がなされればですね。確認作業が終わって、あとはたしか認可という行為になっていくと思いますが、その認可をした後にということになりますけれども。