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記者会見
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質疑応答:粒子線がん治療施設
○朝日新聞
 知事もマニフェストで掲げられました粒子線のがん治療施設の誘致というか、県内設置に向けてなんですが、専門家の会議も、あともう1回残すところなんですが、今後、来年はそういう計画も具体的に詰めて、そういう勝負の年になってくると思うんですけれど、福岡とか九州内にもライバルがある中で、今どんな意気込みと見通しを持っていらっしゃるかをお聞かせ願いたいと思います。
○知事
 来年の大きな政策テーマになるだろうと思っているものの一つが、このがんの粒子線治療施設の設置でございまして、がんが切らずに治せる、放射線で治せるというものが大きな特徴です。こうしたことから、最近急速に我が国の中でも設置の機運が高まってきておりまして、既に設置している地域もございます。大きく分けて炭素線と陽子線という2つの種類がございますが、そういう線種についてどうするのか、また、場所をどうするのかということについて、現在、専門家で検討していただいております。
 今後のがん治療のことを考えますと、私はこうした先進的ながんの治療施設が、残念なことに肝がんの発生率の高い我が県にあるということが県民の安心につながっていくというふうに考えておりまして、ぜひとも早い時期に専門委員会の報告や、そのほか、さまざまな私どもの分析を経た上でスタートをさせたいと思っているところでございます。
 おっしゃるように、ほかの地域でも、いろいろとこの構想が浮上してまいりました。ということは、やっぱり一日も早く成案をまとめて着工に移していくということが、ほかの地域に打ち勝つ、そのことが、ひいては安定的な経営につながっていくということにもなろうかというふうに思います。私どもとしては、現在、佐賀、唐津、鳥栖という3つのところを候補として考えておりますけれども、それぞれの地域に一長一短がございまして、そうした中で何を選択していくのか、また、そうした場合に経営はどのような見通しになっていくのか、いろんな各種の団体や企業からの支援や協力というもの、そしてまた、なによりドクターをはじめとする医療技術者の協力はどんなふうに得られていくのか、こうしたことを総合的に分析して、一日も早く具体的な案をまとめたいと考えております。こうすることが、一日も早い完成につながり、そして、一人でも多くの人が、この新しい治療方法によって、がんを治すことにつなげていっていただければと思っているところでございます。来年の私としての、ぜひ実現をしたい一番の事柄がこれだと考えております。




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