○読売新聞
　総括的な質問に戻って恐縮なんですが、今年1月に、この1年やろうと思った、いろいろ思いめぐらされたかと思うんですが、今そのうちの大体自分的にはどれぐらい、何割ぐらいやれたとか、何か自分のこの1年は何点ぐらいとか、そのあたりはどんなふうに思っていらっしゃるんでしょうか。
○知事
　ざくっと言えば、県政についてということだけでなく、佐賀県全体としての私の感じから言うと、正直な感想から言うと125点ぐらいの感じがしているんですね。さっき申し上げましたように、例えば、人間国宝や芸術員会員になられたとか、北高が優勝したとか、ああいったことは想定外のことでございましたので、満点を超えるような部分もあるのではないかと思います。
　 一方で、それは100点満点ではなくて、マイナス要素もあるだろうと思っております。その一つは、先ほど来、繰り返し申し上げておりますけれども、やっぱり安全とか安心というものについて疑問符が投げかけられたような事件が二つもあったということについてはマイナス要素ということではなかろうかと思っております。それを100点満点に引き直して考えていけば、80点から90点ぐらいのところということで、その前の年までに比べると本当に県民の皆さん、特に若い皆さん、そしてまた、伝統の保持者の方々の力によってプラスになった部分があるのではないかなということで、100点満点に引き直せば90点ぐらいではないかと思っております。
○読売新聞
　県政としてはどうなんでしょうか。
○知事
　県政として見たときには、商工共済について本来、年末までに仕上げたかったという部分ができなかったということもありますけれども、そのほか、新幹線についても年内に見通しを立てることができましたし、また、企業誘致も今年度の目標が15件なのに、もう12月までに15件達成しておりますし、その意味では95点ぐらいをつけてもよいのではないかと思っております。