○ＳＴＳ
　さきの臨時県議会で、県民が理解できるような広報活動になっていないんじゃないかという指摘があって、知事もずっとやってきたつもりだったけれども、つもりだったのかなという回答をされましたけれども、これは新幹線の問題に置きかえた場合、繰り返し県の主張がずっと流れているわけなんですけれども、果たしてどうなのかと、新幹線に置きかえた場合ですね。もし改善する点があれば、どういうふうに改善していきたいかというところなんですが。
○知事
　私も、この「つもり」の広報というものの反省というのは、このプルサーマルのことだけではなくて、ほかのことでも同じではないかという反省を、全く同じように持っています。新幹線についても同じような反省をしなくてはいけないのではないかということを、担当部署にはもう既に投げかけをいたしました。
　かねてから公開討論会をぜひさせていただきたいということを鹿島市の側にも申し入れておりますけれども、そうしたやり方というのも一つあるのかもしれないと思っておりますし、また、もっと違う形で、鹿島の方々にどうやったら声が届くのかといったことを考えていかなくちゃいけない。その意味でも、先般も鹿島市の経済界の人に呼んでいただいて、直接やりとりをさせていただくことがありました。新幹線そのものについての議論ではなかったものの、鹿島市という地域の振興について県がどう考えているのかということの理解にはつながっていったんではないかと思っております。そうしたことを、これまで以上にやっていくことによって理解が深まるという部分もあるんではないかと思っておりまして、これまでとはやっぱり違うやり方というのを考えていかなければいけないのかなということを改めて感じています。
○西日本新聞
　今おっしゃった、そのこれまでと違うやり方というのは、具体的にどういったことを想定していらっしゃるんですか。
○知事
　例えば新聞を使ってとにかく広告するとかそういうことじゃなくて、鹿島市に入っていって、私どもは直接入っていけませんけれども、呼んでいただいたら入っていって、いろんな方々とお話をさせていただくとか、そういう地道な行為ではないかなと思っています。