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記者会見
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質疑応答:玄海原子力発電所プルサーマル計画について(その1)
○毎日新聞
 先日の臨時県議会が閉会したときに、県民投票の会の代表の方が声明を出されていまして、そちらの中に、今後は説明──県の説明方法ですね、対話集会や討論会を加えるということ、また、説明内容にはきちんと賛否両論を加えるということを提案させていただきますというふうにおっしゃっているんですけれども、その提案を受けるという形で、これまでになかった新しいことをするという意味で、今のこの声明をどのように受けとめられていらっしゃいますか。
○知事
 声明は声明として、ああいう精力的な活動をされた会の方のまとめのものだと思って、その受け止めはさせていただいているつもりです。
 そのほかにも、さまざまな論点があるということも含めて、私どもはこれから広報や理解促進活動をやっていく際の参考にはさせていただきたいというふうに思っています。この会の方が出された論点で終わっているのかどうかといったこともありますし、また、そこで指摘されている事柄については、私どもも事実関係を整理しなくてはいけないというふうな要素もあろうかと思います。そういったことをまずやらなくちゃいけないというのが1点であります。
 もう1点は、プルサーマルについて私どもが感じておりますのは、新幹線の場合には地元の同意というものが必要で、その同意をどうやっていただくかというところで、その地元の方々にどう理解をしていただくかということが大きな要素になっているわけですが、このプルサーマルの場合は、例えば、その署名をされた方々や運動をされた方々というのは、原子力発電について深い知識と理解がおありになる方たちであります。そういう方たちは、原子力発電について深い知識をお持ちの方たちの中に、原子力発電やプルサーマルについてはいかがなものかというお考えの方もいらっしゃれば、それはいいんじゃないか、賛成だとおっしゃる方もいらっしゃるんだと思うんですね。
 私どもの広報が届いていないという部分というのは、実はそうした方々ほどは、こうした問題についてなかなかご関心を持っていただけない方々に対して、どれだけの関心を持っていただけるかということが、私どもがまずやらなくてはいけないことではないかと思っています。そうした方々に、例えば、新聞広告をずっと、かなりの頻度でいろんな主体がやってきていると思いますけれども、それがなかなか見られていないんではないかとか、全世帯に配っている広報紙が、実は見られていないんではないかとか、そういったことが指摘をされているわけでありまして、だとするならば、そういう中でもっと関心を持っていただくにはどうしたらいいかということを考えなくてはいけないんだろうと私は考えております。
○毎日新聞
 いわゆる、この中で賛否両論と書いてあるんですけれども、今回、意見陳述の中でも、恐らく県の皆さんがこれまでに情報として把握されていなかった内容のことも、今おっしゃったようにあったと思うんですよ。そういったものを精査して、もう一度、少なくとも今回これは議事録に残っているわけですから、意見陳述は。この中で指摘された点については、県としてきちんと回答していくという意味で、賛否両論を併記した説明をするおつもりはありますか。
○知事
 賛否両論ということにはならないと思います。ただ、こういうご指摘を受けて、いろいろ検討していく中で、私どもが気づかなかったこと、問題だというふうに思うようなことの判断が覆るようなことというのも出てくれば、それはそれで、また何かあり得るのかもしれませんけれども。それは現段階では何とも言えないという部分がありますけれども、私どもの基本的な姿勢は、このプルサーマルについては慎重に、条件付きで推進ということでありますので、そういう県の立場というものを理解していただくために、例えば、そうではないのではないかという議論に対して、私どもはこう考えますというふうなことをお知らせするといったことがメインになっていくんだろうと思います。
○毎日新聞
 今後やっぱり答えていくということですかね。意見陳述の中で……
○知事
 意見陳述に一個一個答えるということではありません。それを約束しているわけではなくて、私どもなりにそしゃくをして、これは説明をした方がいいだろうと思うことについては、もちろんしていくことになると思います。




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