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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:玄海原子力発電所プルサーマル計画について(その2)
○毎日新聞
 プルサーマルの件でまた続けてお聞きしたいんですけれども、意見陳述を県民投票の会の方がされたときに、あの中で指摘された点の中で、古川さんはそれまでに認識されていなかったことって、どういったことがありましたか。
○知事
 個別に、その中にあったこととしては、地球温暖化の防止と言われているけれども、原子力発電がむしろ海水温の上昇をもたらしているんではないかというふうな指摘なんかがあったというふうに思います。そうした事柄なんかについても、それが例えば事実関係がどうなのかということや、それがプルサーマルとどういう関係にあるのかということを整理しなくちゃいけないというふうに思いました。
○毎日新聞
 ほかにはありませんでしたか。
○知事
 いろいろありましたけれども、一つ一つ覚えているわけではありませんが、それぞれの事柄について、県としてどう考えるのかを整理することが必要ということは既に指示をしてあって、担当部署の方で整理は始めております。
○毎日新聞
 いずれ県民に対して、それは公の場でその答えを聞くことができる場があればいいなという気持ちで、さっき私質問したんですけれども。
○知事
 ええ、そういう声があることは承知をしております。そういう場を、場としてやっていくのか、また、公表という形でやっていくのか、また、そのほかにもいろんな論点や課題があるかもしれませんので、そういったことに対する答えをどうしていくのかということも含めて、今検討をさせていただきたいと思っております。
○毎日新聞
 それと1年ぐらい前の話ですけど、ここで事前了解されるとき、やっぱり今後、九電との信頼関係の上に事前了解が成り立っているものだから、それが崩れるようなことがあれば前提は崩れるという話があったんですけれども、例えば、東京電力はこの前、非常に数の多い不祥事が一気に発覚したんですが、九電でも天草の水力発電所でのデータ改ざんが発覚しましたが、あれは例えば九州電力に対する県の信頼度を損なうようなものではなかったんですかね。
○知事
 ああしたことがあったということは、それはもうまことに遺憾だというふうには思います。それは、内容は昭和60年代における熊本県の水力発電所における事柄でありました。例えば、これが現在でもなお、玄海の原子力発電所において非常に致命的な部分で行われているとか、そういったことであれば、それはもう事前了解の前提というものが壊れているというふうに言わなくてはいけない事柄になるかもしれませんが、今回のこうした事柄一事をもって直ちに信頼関係が壊れたというところまではいかないと思います。ただ、そもそも電力会社全体に対する信頼感というものが社会全体として、どうしても下がっているということは認めざるを得ないんではないかなと思っています。
 ただ、これも、じゃ何でこれがわかったかといえば、それは国が指示したからなんですね。電力事業者を厳しく監督している国が、いろんなところを調べていて、もっとこの際、過去にさかのぼって、退職者を含めてとにかく話を聞いて、過去に何かなかったかどうかを調べろという指示をした結果、出てきたものでありまして、こうしたことが出てきたことはまことに残念ですけれども、それは国がやはり厳しい規制監督をしている一つの結果であるという認識もしております。
 それと、もう一つは、例えば東京電力において非常にたくさんのことが出てきておりまして、まだこれで終わりだというふうには聞いておりませんので、また、全体の調査が終わってみないとわからないと思っておりますけれども、例えば、東京電力のことにしても、自主点検不正の話があった平成14年以降についてはなかったというふうに聞いておりまして、もしこれ以降もそういう反省にもかかわらずいっぱいやっていたということがあれば、それは東京電力に対しては非常なダウンだというふうには思いますけれども、そういったことがなかったという意味では、こうした国の厳しい規制が機能しているんではないかとも感じています。




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