○西日本新聞
　もう一ついいですか、これから会見の回数を増やそうという知事にちょっと恐縮なんですが、宮崎県の東国原知事が先日の記者会見で定例会見というのにちょっと疑問を投げかけるような発言があったようなんですが、これについてどういうふうに考えていらっしゃるのかというのが1点、それと、定例会見の必要性について知事がどういうふうにお考えになっているかというのをお聞かせいただけないかなと思います。
○知事
　私は、「嫌だ」という人の会見は是非、した方がいいと思います。「やろう、やろう」という人の会見はあまり要らないのかもしれません。今、こうやって佐賀県庁で行われている会見は、双方の思いが一致する部分があって、私も皆さんに是非聞いていただきたい、知っていただきたいことがある、皆さん方もこういう場面でしっかり考えをただしておきたいところがあるということで成り立っているんだと思うんですね。恐らく東国原知事は定例でなくても、さまざまな形で臨時というか、ぶら下がりなり何なりで情報発信される機会が多いので、要らないのではないかと思っておられるのかもしれませんけれども、定例であれ、臨時であれ、こうした形で会見を持つということは、私は非常に意味があると思いますし、こういう会見があるたびごとに私自身も今、当面している県政の課題について、もう一遍頭を整理し直すという非常に大事な機会を与えられているとも考えております。
　私はあった方がいいと思いますし、必要だと思いますし、お互いにいいものにしていくということが必要だと思っています。
○西日本新聞
　それに対して疑問を投げかけた東国原知事についてはどうですか。
○知事
　こういうふうなやりとりがあるということを予測し、かつ期待したんじゃないでしょうか。ご本人が本当に要らないと思われているのかどうかというのはよくわからないと思っているんですね。本人がそんなに嫌いだというふうにも思えないしですね。ただ、同じことを何度も何度も聞かれるということに対して飽きてしまうということはあるのかもしれませんが、それはもうこの仕事についている以上、同じことを聞かれるというのは、それは給料のうちだと思います。