○佐賀新聞
　女性の副知事についてなんですけれども、私も審議会であるとか、いろんな意思決定の場に女性がたくさん入っていくということに関しては、非常にいいことだし、進めていかないといけないと思うんですが、先ほど知事が言われたような女性がたくさんいるところであるとか、声を聞くとか、そういったものというのは女性の、例えば、課長であるとか、いろんな方が女性としていらっしゃるわけなので、女性の副知事がいらっしゃらないとできないことであるというふうにはちょっとわからない部分もあるんですね。そういった意味では、男性、女性ということで副知事を決めるということではなくて、こういった条件を兼ね備えた男性である、女性であるということ、女性の副知事というふうに言ってしまう、きちんとそこを求めていくという理由というのをもう少し話していただけないかなと思ったんですけれども。
○知事
　これはまだ男女共同参画が進んでいないということかもしれませんが、女性の皆さんにお伺いすると、女性同士の方が話がしやすいと言われるからです。私自身もいろんな女性の団体だとか、女性の方々のお話を伺うことはいろいろしてきているつもりです。でもそういう方々からも言われるんです。それはやっぱり女性の、もちろん男性の話も、女性の話も平等に聞くような社会がこれまで形成されていれば、そういったことをわざわざしなくていいと思いますし、今まさにおっしゃったように、これからは必要な人材を男女関係なく任用していくということが求められると思いますけれども、残念ながら、まだ我が県はそうなっていないというところが現状で、その意味では、いわばこうして女性副知事を実現しますということをマニフェストに書いていること自体が過渡的なことだというふうなことかもしれません。そういう認識はありますけれども、今よりももっと声を聞きやすくしたいといったところには役に立つというふうに思っております。