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記者会見
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質疑応答:職員への訓示の内容について
○朝日新聞
 訓示の中でトップダウンの指示ばかりでなくて、自発的な議論を促すことができなかったという反省を述べられていますけれども、そのトップダウンの指示ばかりになったというのは、いつごろ、どういうタイミングで気づかれたんですか。
○知事
 自分自身で、最初の1年間ぐらいはまあしようがないかなと、これは同じトップダウンでもしようがないトップダウンなのかなと思っていました。なったばかりでもありましたし。
 本来、平成16年に本部制を敷いたときに、本部制に移行すればこういうトップダウンをせずに済むというふうに思ってやったんであります。これも1年間ぐらいかけて、この本部制がなじんでいけばいいなあというふうに思っていまして、15年、16年はトップダウンだということを意識しておりましたけれども、それが大きな問題だというふうには思っておりませんでした。
 特に、こうしたことについて、もっと何とかすべきではないかと思い始めたのは後半の2年間という感じだったと思います。特に、最後の半年間ぐらいのところにおいては、なかなか今さら──今さらというか、どういうタイミングで、どう変えていったらいいのかわからないということでありましたので、これは私は当時、もう一度県政を担当するかどうか自体はわかりませんでしたけれども、次に県政を担当する4年間があるとするならば、そこは変えなければいけないだろうなということを自分なりに感じておりました。
○読売新聞
 今のお話の関連なんですけど、訓示の中で、まず副知事に判断してもらうというお話をされてありましたけど、この辺の仕組みを教えていただけますか。
○知事
 これは提案という形なんですけれども、まずは本部長のもとでというか、本部でとにかくきちんと議論をして考えをしてもらう、そうした上で、今度副知事に自分たちはこう考えていますけどどうだということをぶつけてもらう、「それはいいよね」というふうになることもあれば、「それはどうなのかな」と議論になることもあると思います。そうした議論を踏まえた上で、今度は私のところにその案件を持ってきてもらう、そうすると、本部内でのしっかりとした議論というものがあります。そしてまた、それを副知事にぶつけたときに、「副知事からこういう反応が返ってきました」「いいね、やろう」ということになったのか「やや別の意見はあったけれども、最終的には理解をいただいた」というふうなことがあったのか、そうしたことを教えてもらった上で私のところに来ていただければ、こういう課題があるんだ、議論があるんだということを踏まえて私とも議論をすることが可能になっていきます。そんなふうにしていきませんかという提案をさせていただいたということであります。
 すべての事柄について甲論乙駁(こうろんおつばく)ということはないと思いますし、あらかじめ大きな議論が予想されるようなときには、全体で集まって、まずもんでみるとかというふうなことにもなろうかと思いますけれども、一般的な物事の進め方としては、そういうふうなことをやってみたらどうかという提案をしたということであります。




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