○佐賀新聞
　先ほど、「語ろうかい」みたいなことはしないとおっしゃいましたけれども、これから半年間かけて新しい計画を練り上げていくと。マニフェストを具体化することになると思うんですけれども、要は知事が掲げたマニフェストと県民が思う必要性とか、そういうのがまた乖離、ずれたら結構問題があると思うので、やはり半年間の間に一度きちんと県民の声を聞く機会を設けた方がいいと思うんですが。
○知事
　それは思いません。それは要らないと思います。県民の声を聞いて選挙をやったんですから、改めてそれを聞き直すということではなくて、県民の声はいつも聞かなくてはいけないわけであります。
　それと、それを私が「語ろうかい」という形で聞かなくてはいけないかというと、それは違うんじゃないかと思うんですね。知事が行かなければやったことにならないというのではなくて、いろんな職員がいろんな形で県民の声を聞く、また反映させていくというやり方があっていいんだと思うんです。そういったことを今回、例えば、半年間やっていく中で必要だということであればやっていけばいいと思うんですよね。絶対やらないということではないんですけれども、私が出ていって何かやらなければやったことにならないというのではないのではないかというふうに思っているということです。
○佐賀新聞
　もちろんそうだと思うんですけど、例えば、マニフェストに掲げた男性の家事時間を伸ばすとか、そういういろいろ48項目ありますけれども、県民にとって、「これは本当に優先してやってほしい」とか、「そういうのはまだ後でもいいんじゃないか」とか、いろんなそれぞれ思いがあると思うんですよ。一度そういうのを、選挙期間中に聞いた声と、またそれ以外で聞く反応というのがあっていいんじゃないかなと僕は思います。
○知事
　私はむしろそれをやるんなら、今回のマニフェストに載っていないことも含めてやった方がいいのではないかなと思っているんですね。ですから、マニフェストはすべてを書き連ねているわけではありませんので、「もっとこんなものがあるよ」とか、「こんなふうなことをやったがいいんじゃないか」とかというふうなことはいっぱいあると思います。そうしたことは、例えば、今ちょっと申し上げたような新しい計画の中に折り込んでいく際にそれは参考にさせていただくということは十分あるんではないかと思いますし、何より議会が始まりますので、議会でも各県会議員さんたちは選挙を通じていろんなことを聞いてきておられると思いますし、そういったこともまた入れ込んでいかなくちゃいけないという部分も出てくると思いますので、そうしたことの一環としては、今お話があったようなことも考えられるとは思うんですけれども、前回やったのと同じようなやり方では考えていないということでどうかご理解いただきたいと思います。