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記者会見
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質疑応答:新幹線問題について
○読売新聞
 別件なんですが、新幹線問題の公開討論会という問題、これの現状、それと鹿島市議会の方がきのう議長、副議長が決まりまして、相手方さんの方の一部構図がきちっと固まった状況になっているんですが、それを含めて、今の現状認識を教えていただきたいんですが。
○知事
 公開討論会を何とか実現できないかということで、この場でも申し上げておりました。この間、ある報道機関の方から「鹿島市と佐賀市において公開討論会を実施したらどうか」というふうなことで具体的なご提案をいただきました。私どもも、細部での意見の相違はあったんですが、基本的には、「では、やりましょうか」というふうな方向で、報道機関の方でも鹿島市長さんの方にお話に行っていただいたようなんでありますけれども、「佐賀市でやるのはいいけれども、鹿島市でやるのは必要がない」ということで、鹿島市の開催についてご理解を得られなかったというふうに伺っております。
 もともとは順番だとか、回数というのはあるかもしれませんが、鹿島市で行うということについては、私どもは市長のご理解を得られていると思っておりましただけに、今回、それがご理解いただけなかったというのは非常に残念に思っています。鹿島市の皆さん方にそれぞれ市長さんのお考え、そしてまた、私たちの考え方、そうしたものをそれぞれ聞いていただいて、市長さんは市長さんの思いがありましょうし、私は私の気持ちがあります。そうしたものを両方とも聞いていただいて、それぞれに理解を深めていただくことが私は非常に、賛成か反対かではなく、この新幹線というものについて、そのこと自体にご理解を深めていただくために大変大事だと思っておりますだけに、この公開討論会という形が難しいのかなというふうに今、思っておりまして、そうだとすると、何かまたどこかに呼んでいただく形でお話をさせていただくとか、そういったことがあればいいなと思っております。
 それと、市議会の動きでございますが、それぞれ役員が選ばれまして、特に議長さん、副議長さんともに、私どもの理解するところ、賛成か反対かは別にいたしましても、「県としっかり話をすべきだ」というご主張を選挙の期間中おっしゃっていた方だというふうに理解をしております。ということであれば、県と市で話をするということであるとか、例えば、市議会の方でまた県の話を聞きたいとか、そんなふうなことであるとか、何らかの動きが出てくるということを期待しております。
○読売新聞
 知事、追加なんですが、いわゆる期成会と県との公開討論会開催に向けた事務調整、それは現状どうなんでしょうか。
○知事
 事務的には、定期的にといいましょうか、いつもこちらの方がお願いをして、なかなか「うん」という返事をいただけないということが続いているという状況かと思います。なかなかうまいとば口というか、まとまり口が見出せない状況であるというふうに認識をしております。
 繰り返しになりますが、選挙戦を通じてもそうだったんですが、鹿島市民の方々にもっと知っていただくこと、知っていただいた上で、やっぱり「おれは嫌だ」とか、「私は反対」とおっしゃれば、それはそれでもちろんあり得ることだと思っているんですが、もっともっと鹿島の方々に知っていただくという機会はいろいろあっていいんではないかなということをつくづく思っております。そうしたことがなかなかできないのは大変残念だなというふうに思っております。
○西日本新聞
 今のお話の中で、討論会は難しいのかなという気がしているというようなことをおっしゃっていましたが、知事の中ではあれですか、討論会が開かれることについては、もうそれほど固執しないというようなニュアンスなんですか。
○知事
 いや、もうあきらめるということまではいきませんが、今回、私どもではなくて、そういう中立的なところからの申し出であったということで、私どもは非常に期待をしていたわけですね。それが実現できなかったということであるとすると、なおさら、例えば、私たち自身が呼びかけをするものに対しては応じていただけないのではないかというふうなことで、前に比べて難しくなったのかなというふうなことをちょっと感想として申し上げたということで、ただ、市と話し合いをするという努力は続けていかなければなりませんので、「もうあきらめたので努力いたしません」ということではありません。
○西日本新聞
 例えば、佐賀市はお互い合意しているわけですよね。とりあえず佐賀市で開こうということは、あくまでこれは鹿島市とセットじゃないとあり得ないということですかね。
○知事
 同意を求められているのは鹿島市民なんですよね。だから、佐賀市でやることは、こちらもオッケーしています。ほかのところでも、「鳥栖でも武雄でもどこでもやっていいですよ」と我々は言っているんですね。ただ、そこは漏れ聞くところ、「ほかはどこでやってもいい」とおっしゃっているらしいんですよ。「鳥栖でやってもいい、武雄でやっても、どこでやってもいい。でも、鹿島だけはやるべきでない」とおっしゃっているというふうに私どもには伝わっているんですね。だから、それはちょっと、しかも同意が必要なのは鹿島市民の同意ですから、だとすると、ちょっと違うんではないかなと思っているんですね。




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