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記者会見
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質疑応答:佐賀県文化財保護条例の一部改正について
○NHK
 予算とちょっと別になってしまって恐縮なんですけど、要は文化財保護の条例の改正で、窯跡の盗掘がふえているということを受けて、罰則の強化ということを盛り込まれているんですよね。これについて、知事としての見解というのをお願いできますか。
○知事
 私の強い思いがありました。最近、こういう盗掘がふえているということで、地元の方々が自主的に本当に一生懸命、夜も昼もやっていただいているんです。それはそれでありがたいと思っているんですけれども、国指定の史跡を盗掘した場合に比べて、非常に、今まで軽かったということで、そうしたこともこうした盗掘を助長するようなことになってはいないかということを思っておりました。
 今回、日本で最も重い罰則の条例を提案させていただいていますけれども、それは、私は、日本の中で最も重要な文化的にも意味のある文化財のある県であれば、ほかの県よりも重くなって当然だろうというふうに考えて、今回、こうした提案をさせていただいているところでございます。これを機会に、ぜひ、多くの方々にこうした問題について関心を持っていただきたいと思います。罰則をかなり厳しくつくったとしても、実際にそういう現場を守るのは、多くの人が関心を持つ、許されないことだと思っていただくということが大事だと思っておりますので、そういう思いで提案をさせていただきました。
○朝日新聞
 日本で一番重い罰則というのは、この盗掘についてということですか。
○知事
 特に注目していただきたいのは47条なんですけれども、「原状変更またはその保存に影響を及ぼす行為をして、これを滅失し、毀損し、つまり壊したり、なくしたり、または衰亡するに至らしめた者は、1年以下の懲役もしくは禁錮、または20万円以下の罰金もしくは科料に処する」。こんなふうにしているんですね。現在は、5万円以下の罰金または科料だったんです。金額が、5万円から20万円に上がったということもありますけれども、1年以下の懲役または禁錮をつけたと。ここが、私どもとしての思いのあらわれであるというふうに考えております。




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