それでは、いよいよあと4日後に迫りました「2007青春・佐賀総体」に向けて、きょうは2つのことを発表させていただきます。
　まず、今度の「2007青春・佐賀総体」は、IT総体とも言えるものであります。その1つの象徴として、メーン会場に機材を持ち込みまして、そして、動画と文字情報をそれぞれウェブ上で配信する、こういう動画配信事業を行います。メーン会場だけということではありますけれども、ここで行われる競技をすべて配信していきます。こういう形でインターハイで動画を配信するというのは、これまでになかった、全国で初めての試みということになります。
　文字情報については、メーン会場だけではなく、その他のすべての会場で行われますので、例えば、試合の状況、得点が入ったとか、逆転をしたとか、終わったとかというふうなことは、数秒間のタイムラグぐらいはありますけれども、いわばほぼ同時にウェブや携帯にどんどん情報が送られてくることになりまして、その会場にいない人たちから見ても、高校総体を一緒に楽しむこと、または情報を得ることができる、こういうものでございます。
　そして、それをやっていくのに県民のボランティアの方、あと高校生の方、あと情報通信の企業と市民記者とでも言うべき、いろんな情報を取ってくる人が一緒になって全競技の動画配信をやっていくということでございまして、それによりまして、中核となるプロの技術者、また、ボランティアの方々、そうしたものと一緒に、高校生自身がこういう生きた知恵や経験を得るということ、そして、併せて実践を通じて、こういう撮影とか通信とか、こうしたことに興味を持ってくれればということを期待しています。
　これと併せまして、同時進行的に、1つは県内のケーブルテレビの局で、動画配信のために撮影された映像、そして、各社の独自の取材映像が県内のケーブルテレビで放送される予定です。また、高校生そのものが「MEDIA TEENS SAGA(メディアティーンズさが)」というチームをつくりまして、いろんな映像コンテンツを今も撮り続けています。こうしたことも併せてやっていきます。
　また、このオーマイニュース(市民参加型インターネット新聞)みたいなイメージでありますけれども、市民記者が携帯でどんどん情報を発信していくというふうなことで、「モバチュウニュース青春6(シックス)」というのを行っていきます。
　最近、例えば、台風情報なんかを出すときに、それぞれの台風が接近している地域とか、台風を経験している地域で、今こういう状況になっているというのをメールで情報提供するという、いわば「みんなの天気」みたいなサイトがありますけれども、そうしたものをイメージしていきながら、とにかくいろんな形で複合的に情報を発信できるようにと考えています。
　それと、「Japan　Gigabit　Network　II」を使って映像を実験的に配信していくということも、ちょっと試しにやってみたいと思っております。「NetComさが」を使ってやっていきます。小林商業高校というところがこうしたことに熱心に取り組んでいますので、ちょっとテレビ会議でつないでみようと、そんなふうなことも併せてやってまいります。
　動画配信については、検索エンジンで「青春・佐賀総体」と入れていただきますとトップ画面が出てきまして、アクセスしていくことが可能になっていきます。このサイトそのものがオープンになるのは開会式当日からということになっていきますが、「青春・佐賀総体」と入れていただければ、簡単にアクセスできますので、ぜひ多くの方々に楽しんでいただければと思っております。