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記者会見 |
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発表項目:粒子線がん治療施設設置に向けた最近の取り組みを報告します
私から発表するのは、粒子線のがん治療施設の設置に向けた最近の取り組みについてであります。
佐賀県では今、これからのがんの画期的な治療法と言われる粒子線を使ったがんの治療施設を県内に設置するということを目指して、いろんな取り組みをしておりますけれども、まずはその一環として、専門家会議を今回つくることにしました。そして、9月に第1回の会議を開くということにしております。九州医療界の総意を得て、九州で初めての粒子線がん治療施設を設置・運営、それを可能にしていくためにどうしたらいいのかということで検討会議を行うものでございます。
イメージ図としては、大学病院をはじめとする地域の医療機関、そして、PET-CT、そうしたものによる自己診断、また、事前診断、そうしたものと併せて、この放射線治療を核とした粒子線の治療センターというものを作っていくということで、地域を挙げてがんを退治していくというふうなことになっていきます。
メンバーは、九州にある医学部の琉球大学を含むすべての医学部にご参加をいただいております。これはそれぞれの学長、病院長にご推薦をお願いして、その推薦を得て先生方にご参加をいただいているものでございます。
佐賀県からは医師会長の沖田会長、そしてまた、佐賀大学附属病院の十時院長にもご参加をいただくことになっておりまして、このほか、粒子線医療の専門家の方にも委員就任をお願いしております。
これまで5月29日にプロジェクトチームを立ち上げまして、先行する施設の調査、基礎調査、こうしたことを行ってまいりましたし、8月9日にはこの専門家会議に先立ちまして、大学長・医学部長・病院長会議を行いまして、ここでおおむねの協力の方向というものを取りつけた次第であります。そして、9月11日に第1回の専門家会議を開くことにしております。
9月11日に県庁で第1回の会議を行います。また、10月から11月にかけて、あと2回程度開催をしまして、専門家の方々のご意見をいただいて、その後になりますと来年度の予算という話が出てまいりますので、来年度どうするのかというふうなことについて考えていきたいということでございます。
このほか、粒子線がん治療施設の取り組みについては、施設の誘致の可能性調査という調査を行っております。非常に可能性のある治療法だということで、各方面からの関心は高いものがございますが、果たして患者さんを集められる体制があるのか、また、保険適用外になっている条項がございますので、経営を考えたときに大丈夫なのか、そういったことについて、今、シミュレーションをしているところでございまして、何とか私どもとしては一定の道筋をつけた上で、こうした粒子線のがん治療施設について県内に設置をしていきたいと、このように思っているところでございます。
私からは以上でございます。
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