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記者会見
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発表項目:佐賀県の試験研究機関では休日における依頼業務対応を開始します

 それでは、会見を始めます。
 私どもからは、まず佐賀県の試験研究機関で休みの日にも依頼業務の対応を開始するというお知らせです。
 これまで県の試験研究機関においては、一般的なこととしては当たり前なんですが、土日は休んでいました。ただ、今年の2月から休みの日にも何か試験をしてくれというふうな依頼があれば、それを制度化して対応するということを始めていきます。これによりまして、急に製品を調べてくれとか、農水産物の関係で急に病気が発生したとか、そういったことについてスピーディーに対応することができることになります。これは、今、佐賀県には10の試験研究機関がありますけれども、このすべてで実施をすることになります。
 開始は、平成20年の2月の休みの日ということになりますので、2月2日からという形になります。そして、対応時間は、土日や休みの日の、原則は8時半から5時15分までということになります。そして、対象は県内に事業所のある企業や県内の農林漁業者、生産者の方ということになっていきます。
 対象とする業務は、依頼試験、どういう内容物があるのかという定量的、定性的な分析や、材料の試験、設備や機械を使うこと、また技術指導・相談対応と、こうしたことになってまいります。いわば試験研究センターとして行っているほとんどの業務が対象だということになります。
 じゃ、どういったケースが考えられるのかというと、例えば、具体的な事例で申し上げますと、県内に進出している、ある企業が使っている部品に一部不具合がわかりました。その不具合があるということがわかったのは平日の後ろの方だったんですね。ところが、この不具合を放っておくと大変だということで、工場内にあるすべてのロットの全数検査をやって、その部品がほかにも異常なものがないかどうかを確認しなくてはいけないということで、スピーディーに対応できるところがどこかないかというふうなことで探していたら、そのとき佐賀県の工業技術センターが、じゃ、これは特例的に対応しましょうということで、土日かけてチェックをして事なきを得たというふうなことがありました。
 こうしたことなんかをベースにして、やはり事業活動を営んでいく際に、緊急にこういう依頼試験が必要になるケースがあるということで対応しようではないかということの運びになったものでございます。
 このほか、納期は迫っているけれども、客先の方から新しく開発した製品の機能について、きちんとしたところからの評価を持ってこいということが言われるケースもございます。そういったことについても対応できると考えておりますし、また、ノリや魚介類の養殖に関するような病気の診断とか病気の発生とか、そうしたものについても対応することができるようになると考えています。
 基本的には、企業や生産者からの事前の申し出により対応をしたいというふうに思っておりますけれども、事柄によっては、特に病気の関係などは事前の申し出ということになじまないものもあると思います。こうしたことについては、まずは2月2日から試行という形で始めていきますので、その様子も見ていきながら、具体的にどういう制度設計にするかについては、最終的に4月からの本格施行に備えていきたいと考えています。
 この休日の対応を制度化して、すべての県立の試験研究機関において依頼業務全般を対象にして実施するというのは全国でも初めてでございまして、こうしたことを佐賀県に企業が立地する際の一つのメリットとしても訴えていきたいと考えているところでございます。
 私の方からは以上です。



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