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記者会見
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質疑応答:粒子線がん治療施設
○STS
 今年取り組みたい中の一つに粒子線がん治療ありましたけれども、今、九州各県の大学の先生たちが集まって、専門家会議をもう一回予定されていますけれども、いずれにしましても、九州各県の協力を得ないといけないということになると、例えば、九州知事会でこうやって佐賀県につくりたいので、協力をお願いしますというような、公に宣誓というんでしょうか、お願いする時期というのは、いつごろを考えていらっしゃるんでしょうか。それとも、それは別に考えてなくて、とにかく県でまずつくるべきかどうかを確認して、それから事を進めていくということですか。
○知事
 どちらかといえば後者のほうに近い形になろうかと思います。何より大事なことは、特に地元である九州の各地域の患者さんたちを、その新しくつくるところにご紹介をいただけるかと、そうしたことについて、各地域の医療機関からご協力を得られるかということが、このがんの粒子線施設の成否に大きくかかわっていると考えております。
 その意味で、この専門家会議には、既に九州の各地域の大学病院の先生方などに入っていただいておりまして、病院が各県から入っておりますので、この病院が協力いただけるということは、かなり成功への道筋が一つついているというふうにも言えるんではないかなと思っております。無論、九州知事会で出して、そこで何らかの形でご賛同いただければ大変ありがたくはあるわけでありますけれども、一方で、鹿児島県の指宿のほうにも同様の計画もあるというふうにも伺っておりますので、九州の中で全く一つというわけではありませんので、九州知事会における合意というのはなかなか難しいかもしれないとも考えております。
 しかしながら、非常に患者様が集まりやすい環境のもとで、しかも、九州各地域の医療界が協力してやっていこうという意味では、私どもは内容的には、この九州の中で随一、さらに言えば、兵庫県よりも西側にこうした施設は現在一つもございませんので、その意味では九州だけでなく、中国、四国を合わせたところでも一番いい施設になり得る可能性があると考えておりまして、今の専門家会議をもう一度行います。そして、そこの上で最終的にどういう形のものにするかということを決めていきたいと思っておりまして、これが実現することによって私は非常にいいものができていくのではないかなと思っております。
○佐賀新聞
 先ほど病院の協力をいただけるということが一つの成功の道筋ということがあったんですが、専門家会議の中でも協力をする上で、やはり早く決断をしてほしいという声が非常に多かったと思うんですね。知事もできるだけ早いうちにという表現をとられたんですが、今のところ、どのくらいの時期を目指してらっしゃるのかということと、それと線種であるとか、場所、患者の見込みなどについて一定の方向性を出したいということなんですけれども、そこには非常に大きい莫大な資金面での裏打ちも必要なわけなので、そのあたりのところは、並行してされるのか、一応のこういうものをつくりたいというイメージができてから、資金面でのやりくりを考えていくのか、そのあたりの作業はどういうふうにお考えでしょうか。
○知事
 できるだけ早くの意味は、今年度中にというふうに思っております。そして、具体的にはどういう線種でどこの場所につくるとした場合に、資金が幾らぐらい必要になってというふうなシミュレーションも同時に今行っております。場所の可能性、また線種の可能性をそれぞれ示しておりますので、組み合わせでいけば、県内の3カ所の候補地かける線種は2つでありますから、6つのパターンというのが考えられるわけでありまして、それぞれの場所にした場合に、資金はどのような資金の活用が考えられるのか、そういったことも含めて今いろんなシミュレーションを行っております。そうした上でといいましょうか、最終的な判断をするということになるかと思いますし、各地の地域の医療関係者から、できるだけ早くという声があるのは私も承知をしておりますし、私どもとしても、この九州以外にも同じような計画が今メジロ押しになってきておりますし、その意味でも、できるだけ早くつくるということが優位性を持つということにつながると思いますので、年度内には一定の方向性を出したいと考えています。




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