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記者会見
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発表項目:新型インフルエンザ対策

 それでは、ただいまから始めます。
 まず最初に、きょうは新型インフルエンザ対策についてお話をします。
 先般の9月議会で新型インフルエンザの初期対応をするためのいろんな資機材の予算が認められました。新型インフルエンザが起きるとしたときの初期の医療体制について、まずご説明をします。
 県内5カ所の感染症の指定医療機関、そして佐賀大学医学部附属病院、この6医療機関と医療圏ごとに13の医療機関、合計19の医療機関が、まず初期に対応するところというふうに指定をされています。
 そして、この19の医療機関、薬局において、まずは個人が感染を防ぐPPE(個人感染防護具)と呼ばれるもの、そしてブロワーマスク、これは後で説明します。予防のためのタミフル、そして発熱外来という、この新型インフルエンザが起きたときにまず最初に、ちょっと自分は熱があると思う人が来る外来のことを発熱外来と呼ぶんですが、そこに来られた患者さんがマスクをして来られないケースもありますので、そういった方がお使いになるマスク、こうしたものを今回の予算でお願いをして、総額1,826万1,000円分の予算が認められました。
 これを1医療機関当たりに直しますと、このPPEという個人の防護具は5人が1日に2回替える、そして14日間、2週間対応するという計算で準備をしています。また、ブロワーマスクという息をするためのマスクが1医療機関当たり2個、そしてこの予防投薬用のタミフルが1日1錠でこれを10日間飲むというふうな規定になっていますので、それが10人分、そして先ほど言った外来で受診を希望される方のマスクが2,500人分、こういう内容になっています。
 それでは、実際のものをちょっと見ていただきますので、お願いします。
 よく名前を聞かれると思いますけれども、これがタミフルで、これが外来の人用のマスクです。
 こういう形になります。どうですか、しゃべれますか。
〔はい、大丈夫です。〕
 大丈夫ですね。これを頭にかぶせて、これは上と下とあるんですね。
〔はい、ズボンになっています。〕
 ズボンになっているんですね。どうですか、窮屈ですか。
〔いえ、中はある程度余裕はあるんですけれども、なかなか、本当これは気密性が高いのかしれないですけど、ちょっと暑いぐらいありますね。〕
 これがそのマスクですね。これがN95というマスクですね。
〔はい、そうです。これはつけたら、ここに弁がついたタイプなので、息を吸うときは弁からうまく入ってくるんですが、これがちょっと長時間になると、やはりどうかなという感じもします。〕
 ああ、なるほどね。あともちろん目の粘膜に菌がつかないようにという形で、こういうゴーグルもすることになっています。
 ただ、医療機関のお医者さんや看護師さんというのは、長時間こうしたふうにしていると非常にきついわけですね。そこで、これだけではなくて、今回、医療機関のほうから強い要請があって準備したものがブロワーマスクと呼ばれるものです。
 それがこれです。これはどういうものかというと、さっきのマスクだと非常に息がしにくいんですよね。
〔はい。〕
 なので、こういうマスクを、ブロワーもちょっとつけてみてくれますか。こういう感じでつけることによって、息はどんな感じですか。
〔息を吸うときに、モーターがアシストするので、非常に楽な呼吸ができます。〕
 つまり息を吸うのにモーターが手伝いをしてくれる。息を吐くのは普通に吐けるんですね。
〔はい。〕
 それと今、外したときに音がしましたけど、あれは。
〔これは中から外側に圧が出ますので、ちょっと外れたときに中にウイルスが入り込むのを防ぐという効果があります。〕
 というようなことですね。はい、わかりました。ありがとうございます。
 その一式がこういう形になっていますし、これがそのタミフルの現物です。こうしたものを今回の予算で準備をしました。これが患者さんがお使いになる用のマスク、これは外科用のマスクですね。
これがゴーグルで、これがN95という非常に気密性の高いもので、実際につけるときには鼻の形に合わせるようにしてやるんですよね。
〔ちょうどこの上のほうが少し針金というか、形状に合わせて曲がるようになっていますので、非常にフィット感があります。〕
 逆に、フィット感がある分だけ息をするのがきついということにもなるわけですね。
〔そうです。〕
 ということで、医師なんかは、これのかわりにこちらを使うということになるわけですね。
〔はい。〕
 ありがとうございました。暑いでしょう。
〔そうですね。〕
 何か普通の紙でできたような服に見えますけれども、もちろんウイルスがつかないようにしますので、非常に気密性が高いものになっているので、多分暑いと思います。ありがとうございました。
 現物を後で展示しておきますので、ぜひ実際に手にとって見ていただければというふうに思います。
 佐賀県ではこの新型インフルエンザの対策を今いろんなバージョンをつくって、研究検討を重ねてきています。できるだけ早く佐賀県として新型インフルエンザについてどう考えるのか、また、県民の皆さんや企業の方々に何を呼びかけるのかということについて、できるだけ早くまとめてお知らせをしていきたいと思っています。

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