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記者会見
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発表項目:楽しむ科学教室

 次が楽しむ科学教室です。
 10月11日(土曜日)、今週末に「楽しむ科学教室」が開催されます。これは平成基礎科学財団という小柴昌俊先生、この方もノーベル物理学賞をとられた先生ですけれども、この方が理事長になられまして、次の世代を担う子供たちに科学のおもしろさを知ってもらおうということで、ずっと続いているイベントです。佐賀県はこの財団の会員になっておりますので、その会員として、おととし初めてやって、今回が2回目ということになりますけれども、今回の講演のテーマは「脳の中にある細胞たち 〜いくつになっても神経細胞はつくられる〜」というサブタイトルで、大隈典子先生が来られて、高校生、大学生を主に対象としてこうした科学教室を開いていきます。
 佐賀県では今、こういう科学に親しんでもらおうという試みをいろいろ充実させつつありまして、その一環でこの「楽しむ科学教室」もしているものでございます。
 高校生、大学生ということなんですけれども、ぜひ今回、ノーベル物理学賞や化学賞を日本人の学者の方もとられたということもありますので、ぜひこれを機会にあらためて科学の持つ楽しさというものに一人でも多くの学生、生徒の皆さんに来ていただければというふうに思います。
 なお、来週のことなんですが、これは一般向けということではないんですけれども、先端基礎科学次世代加速器研究会を開催します。これは第4回になります。佐賀県は今、福岡県と一緒になってリニアコライダーを脊振山系に誘致しようということを進めています。そのために、県民的な理解や知識の普及をやっていこうということで、何カ月かにいっぺん、この加速器についての研究会を開催してきました。その第4回目が来週10月14日(火曜日)にシンクロトロン光研究センターで開かれるということであります。
 講演をしていただけるのは佐賀大学理工学部の鈴木先生でして、佐賀大学の理工学部はこの素粒子物理学の分野、加速器の分野では非常に実績のあるところで、教授陣も充実しています。今回のノーベル物理学賞の受賞に際しても近藤先生のインタビューがよく出ていましたけれども、非常に充実したものを持つところだからこそ、シンクロトロン光研究センターも鳥栖市にできたというふうなことがあります。
 こういう加速器とは何なのか、最近はジュネーブのセルンにアトラスという新しい加速器がスタートをして、ちょっと今トラブっていますけれども、こんなふうにして人類一に挑戦するプロジェクトというものに世間の関心が高まってきています。こうした機をとらえて来週やるということでもありますので、これは一般の参加ということではございませんけれども、報道関係者の皆様には来ていただくことができますので、ぜひ来て、見ていただければというふうに思います。
 研究会のメンバーは、これも実は小柴先生が会長になっていただいております。そして、会長代行に若手の東京大学素粒子物理国際研究センター長である駒宮先生になっていただいて、顧問は両県知事、そして会員として、研究機関だけではなく、青少年団体や女性団体を初めとする県内各層の団体の方々に入っていただいていまして、一見とっつきにくい素粒子の物理学や宇宙の成り立ちというものについて、毎回知識を得ていただいているところでございます。
 長くなりましたが、私からは以上でございます。

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