○NHK
　今回のインフルエンザ対策の訓練ですが、3日間にわたってやるという、これだけ大規模なものは初めてではないかなと思うんですが、その具体的にどれぐらいの方が参加されて、どれぐらいの機関が参加するのかという規模がわかれば、ひとつ。
　それとあと、この時期に訓練をやるねらいと、あと、この訓練によってどういったことを、どういった成果といいますか、を期待されているのかということを教えてください。
○知事
　まず、規模については、新型インフルエンザの対応訓練そのものについては、ざくっとした見込みですけれども、約300人前後ということで数字をいただいています。
　そして、この時期にやるねらいというのは、1つは、これから冬になっていきますので、本格的に冬になる前に、一度県民の方々に対して意識を喚起しておきたかったということがございます。
　折も折、この数日前からインドネシアで17人もの鳥インフルエンザの集団感染が起きました。これまでは、鳥インフルエンザに人がかかったというのは、ぽつぽつと発生していたことが多かったわけでありますけれども、17人まとめて感染したという事例は、たしか初めてではないかと思っておりまして、その後、広がりがあるようには報告を受けておりませんので、これが即、新型インフルエンザということではないと思っておりますけれども、こうしたことを考えたときに、なるべく早く県民の皆様にこうしたことについて関心を高めてほしい、そうしたこともございます。
　これによって、私どもがまずねらいとするところは、この新型インフルエンザというものが起こるか起こらないかという問題ではなくて、いつ起こるかという問題になっているということを、ぜひ知っていただきたいということです。
　そして、2番目には、そのためにただ準備をしてきていますということを知っていただきたいということです。だから、新型インフルエンザが発生するからといって慌てないでほしい、安心してほしい、また、それは現時点においては十分ではありませんけれども、その十分な安心感に向けてずっと取り組みが進められていますということを、県民の皆様にお伝えしたいというふうに思っています。