TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

質疑応答:九州新幹線西九州ルート
○朝日新聞
 4月に新幹線の西九州ルートが着工しまして、新年度予算、政府案でも工事費が50億円ついて、かつ、課題だった複線化についても国が検討するというめどが一応ついてきたと。その一方で、その活用とかいろいろ課題は残っているかと思いますけれども、この一年の取り組みと、今後の課題についてお聞かせいただければと思います。
○知事
 おかげさまで着工することができた西九州ルートですが、まだまだ県民の理解というのが十分に進んでいるという状況にないということは私も承知しておりますので、こうして具体的にものがどんどんでき上がっていくということをお知らせしていきながら、いよいよできていくんだなということを通じて、じゃあ、具体的にどうなっていくのかなというふうな関心が高まっていくようにしたいと思っておりますし、その意味もあって、九州新幹線を活用する佐賀県協議会というのを立ち上げて、各市や町に入っていただいて、新幹線をどう活かしていくかということについて検討をしてもらっています。さまざまなものが上がってくるというふうに思っておりまして、県としても、そういう前向きな部分については支援をしていきたいと思っています。
 一方で、いよいよ平成23年春には、鹿児島ルートが全線開通することになっています。これについては、予算もしっかり来年度も確保されていますので、ほぼ予定どおりできるだろうと思っております。こうした九州の縦のルートが非常に充実強化されていったときに、横のルートの部分がどうしても、お客さんがとられるとか、経済的な効果が縦のルートに集中するということになっていきます。そのときに、我々にはあと数年後には、今度は西九州ルートが開通をする、そして、いろんな意味で話題の中心になっていく、人の交流の中心にもなっていくということを、鹿児島ルートの開通というものを一つの照準にして、そういったようなキャンペーンもこれからやっていきたいと思っています。
 複線化についても、これまで国のほうは、複線化しなくても新幹線としてはいけるのではないかということを言われておりました。確かに、山形新幹線など、ほかの新幹線で単線の例がないわけではございませんけれども、ダイヤを組むにしても複線化が必要ということを訴えてきましただけに、今回の政府・与党の中で、複線化という言葉が入ったということは、非常に大きな前進だったというふうに思っています。これからも、いろんな形を通じて新幹線のもたらす意味、またこれをどう使うかということについては、努力を重ねていきたいと思っております。




「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。