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記者会見
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発表項目:全国初の発達障害児の方を対象にした県庁舎での就労訓練を開始します

 私から最後でございますが、県庁舎の中で発達障害者の就労訓練をするチャレンジド・ワークステーションを、今回、オープンすることにいたしました。
 全国初となるシェアドサポートの手法を使った、発達障害者に対する就労訓練を県庁舎の中で実施をするというものです。
 シェアドサポートといいますのは、シェアをするわけです。何をシェアするかというと、一人のジョブコーチを複数の障害者がシェアをする。つまり、一人ジョブコーチの方がいらっしゃって、発達障害をお持ちの方が何人かいらっしゃって、それで仕事をしていくというものでございまして、障害者の就労支援の形態の一つでございます。
 県庁の本庁舎の新行政棟7階に、チャレンジド・ワークステーションというものをつくりまして、2月28日からスタートをさせていきます。高機能の自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害者の方を対象として考えていまして、大体3人から5人ぐらいのイメージでおります。毎週月曜から金曜まで、原則1年間かけて就労訓練を県庁の中でやっていきます。ジョブコーチは大体1名か2名で、NPO法人の「それいゆ」に委託をすることにしています。
 イメージとしては、この県庁の中の定型的な仕事、文書の発送、整理、またはテープ起こし、そういったような仕事を、このチャレンジド・ワークステーションにお願いをしてやってもらうということを考えています。具体的には、文書の発送、郵送の文書の収受とか棚入れ、会議資料の印刷、このような形のものを対象として就労訓練をやっていこうというものでございます。
 また、県立図書館における返却図書の書庫入れといったことも考えられますが、個人の特性に応じた仕事をお願いしてやっていただくというイメージでございます。
 1日の流れのイメージでございますけれども、Aさん、Bさん、Cさんという感じでおられて、9時ごろ来られて打ち合わせをして、新聞記事の整理をしたり、文書の発送をしたり、データの入力作業をしたりという感じで1日が過ぎていくというふうな感じでございます。
 こうした就労訓練によりまして、発達障害者に対する就労訓練の場が提供できるということや、こうした訓練を通じて、一般就労にも移行していくことができるのではないかということと、県庁舎の中でありますので、県職員が発達障害というものに対する理解の啓発にもつながっていくことがあると思っておりますし、こうした試みをするのは、こういうシェアドサポートという手法を使って都道府県庁でやるのは佐賀県が最初でございますので、こうしたことが他の官公庁や会社の就労訓練の取組の啓発になればとも思っております。

 長くなりましたが、私からは以上でございます。



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