○西日本新聞
　トップセールスについてなんですけれども、先ほど佐賀牛の話で、産品とか観光とか、トップセールスについて庁内で聞いたところ、知事は以前より積極的に考えているんじゃないかというふうなお話を聞いたんですけれども、今後の取組というか、どのようにお考えですか。
○知事
　非常にトップセールスが効果あったというのを目の当たりにしているもんですから、やるべきだという意見がいろんな人から来るんですね。それで、私自身は、それまでは私が行ったから即、物が売れるというふうな簡単なものじゃ世の中はないんじゃないかというふうにも思っていたんですけれども、そう思わずに、例えば、前に大田の市場にも行ったことがあるんですけれども、大田市場に行ったときにはそこそこ、いい値がつくんですね。そうやって県のトップが行ったということによって、そのときだけでもいい値がつくのであれば、それなりの意味があると思いますし、私がそういったデパートを回ったりすると、その日及びその周辺のときだけでも、例えば、さがほのかが、ものすごくいい場所に置いてあるんですよ。いつもなのかなと思って、こそっと当時の東京事務所の職員に見に行かせたら、1週間後には場所が変わっていたと言うわけですけれども、でもそうやって見に行くぞ、お願いしに行くぞとなれば、そうやっていい場所も確保できるんであれば、やはりトップセールスの意味もあるのかなと、あらためて思い直しているところでございまして、土曜日はトップセールスという意味ではないんですけれども、多久の畜産公社で行われている佐賀牛というか、牛肉の共励会に出かけていって、牛肉のお話をいろいろまた皆さんとさせていただきましたし、今度そうしたものが神戸でまたありますので、そういったときにはぜひ出かけていきますからという話もしましたし、計画的にいろんなところに出かけていって、大田の市場にも一遍行ったからいいというものじゃなくて、やっぱり春、夏、秋、冬みたいな感じで出かけていっては話をする、宣伝をしていくということをしたほうがいいのかなというふうに思っております。
　これまでいろんな課題を県内で抱えておりまして、なかなかトップセールスに力と時間を注ぐことができなかったんですが、そうした環境も変わってきましたので、今年から来年にかけてはぜひトップセールスを充実したいというふうに思っています。