TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

発表項目:肝がん死亡者の減少を目的として平成20年4月1日から新たな肝炎対策を実施します

 続いて3点目、肝がん対策でございます。
 肝がんの死亡者を減らすということを目的にして、きょうから新しい肝炎対策を始めます。
 肝炎はご承知のように、我が国で最大の感染症です。ウイルス感染を放置すると、肝硬変や肝がんへと進行するおそれの高いものです。この肝がんの対策のために、肝炎にどう取り組むかということで、この肝炎を早期に発見して治療する体制を総合的に構築するということを目指していきます。
 新たな対策として、緊急の肝炎ウイルス検査、そしてインターフェロンで治療を行っておられる方たちに対する一部の助成、この2つが始まります。
 緊急肝炎ウイルス検査は、ウイルス検査をしておられない20歳から30歳の県民の方を中心に無料で医療機関で検査をするというものでございます。これまでも佐賀県は肝炎の方々の率が高いということで、県独自の政策として事業所の出前検診、市町での検診、保健福祉事務所の検診、こうしたことを行ってきました。今回、これに加えまして、新しく医療機関で実施をすることができるようになったものでございます。この医療機関というのは、病院や診療所ということでありますけれども、この肝炎についての一定の専門的な知識を持っていただく必要がありますので、すべてのということではありませんが、お近くの県内270の医療機関で受けていただけますので、探すのに苦労はされないと思います。新しく医療機関の検診が無料でできるようになったというのがこの緊急肝炎ウイルス検査の全体の施策の中での大きなポイントです。
 また、もう一本の柱として、インターフェロン治療費の助成制度が始まります。患者さんの負担額はその世帯の市町村民税の額に応じて違いますが、1万円、3万円、5万円となっていきます。こうした一定額を超える分が助成の対象となってまいります。インターフェロン治療を行っておられる方は、県の保健福祉事務所に申請をしていただいて、県の認定協議会で認定をしていただいて治療をしていただくということでございます。助成対象者は保険加入者で、認定を受けられた方、対象医療はB型、それからC型の肝炎ウイルスの除去を目的としたインターフェロン治療、1年間、患者負担は先ほど申し上げたとおりというふうなことになっております。
 詳しいことは、お近くの保健福祉事務所にお尋ねをいただければと思っております。
 こうした事業に必要な予算措置を既に当初予算で措置をしております。検査事業費としては医療機関における無料肝炎ウイルス検査が1,300万円、また、この肝炎の事業費のインターフェロン事業費については920人を予定しておりまして5億6,300万円の額を予定しております。そのほか事務費がございます。このインターフェロンの治療費の助成については、一定の推計によりまして920人というものを予定しておりますが、これはこうしたことを始めたということによって新しく対象になられる方も出てくることも考えられますので、もしそうなった場合には、直ちに補正予算の措置を行いまして、予算がないから治療が受けられないとか、助成が受けられないということがないようにしていきたいと考えているところでございます。
 私からは以上でございます。



「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright 2006-2024 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。