○ＳＴＳ
　首都圏への観光戦略についてちょっと１点聞きたいのですけれども、今度、東京都が今月から全国の自治体向けに都庁の一部を開放して、そこでいろんな物産展をしたり、イベントをしてもいいですよというようなことをやるんですけれども、佐賀県の首都圏、アンテナショップはないですけれども、首都圏戦略も昔と比べて大分変わってきたんじゃないかなと。昔は佐賀県の夕べとかやっていましたけれども、その辺の手法の変わり方がどうなっているのかということと、この都庁での催しのイベントに参加されるのかどうか、この辺を伺いたいと思います。
○知事
　首都圏における観光のみならず、佐賀県そのもののいわばコンセプト戦略というか、そういったものだと思うんですけれども、まず今回の都庁の2階を舞台にしたものについては、今週中に市、町の観光課長さんたちに集まっていただく中で、今回の東京都の取り組みの紹介をさせていただいて、皆さんのご意見を聞いてまとめたいというふうに思っています。ぜひ自分たちでもやりたいというところが出てくれば、一緒になってやっていきたいというふうに思っているところでございます。
　東京でそういうイベントをやる場所としては、今回、部屋の使用料が無料ということでございますので、費用対効果のうちの費用を考えると非常に安いということがあるわけですが、一方で、都庁の本庁舎の2階でございますので、効果という点においても百貨店の催事場でやるのとはまたわけが違うという要素もあろうかと思います。ただ、せっかくの機会でもございますので、市、町に広く呼びかけをして、やりたいというふうなところがあれば、県として一緒にやっていきたいというふうに思っております。
　現在、佐賀県では、これまでのような佐賀県の夕べといったものはやっておりませんけれども、いろんな形で、例えば、テレビや雑誌、そういった広い媒体、またはネットもそうですけれども、そういったものにとにかく取り上げていただくような試みをするということによって、できるだけたくさんの人に佐賀県という文字が目に触れるようにするというふうな戦略でやってきております。ということもありまして、かつてやっていたようなそういう物産展みたいなものは、今のところやっていないわけでありますけれども、ただ、先般も焼き物の関係では日本橋三越さんで有田焼の展覧会をやっておられましたし、作家の方たちはいろんな形で首都圏でやっておられます。そういったことを通じて、間接的ではありますけれども、佐賀県の情報発信もしていただいているなということは感じているところでございました。
　いずれにしても、この都庁を舞台にしたこのスペースは、市、町と相談していきながら活用方法を考えていきたいと思っております。