○時事通信社
　暫定税率期限切れから約２週間たっていますけれども、県内のガソリンの価格を含めて、消費動向はどのようになっていますか。
○知事
　最初の初日は私も皆さんと一緒に実際のガソリンスタンドに出かけていきまして、下げているところも大変、下げてないところも大変といったところを感じてまいりました。その後、1週間たち10日たって、そうした当初の混乱といったものは落ちついてきたというふうな認識を持っています。
　ただ、私も県民の方から聞くのは、いつまでもこうではないんだよねとか、どうなるのかねという将来に対する不安の声であります。こうした不安の声に、やっぱり国政はきちんと一日も早くこたえていただきたいというのが私の強い願いでございます。今のところは小康状態を保っておりますけれども、これがまたいろいろ税率が動き出すということになると、またいろんな意味での混乱といったものも出てきはしないかというふうに思っておりますし、仮に再議決ということになれば、じゃあ再議決になる前にガソリンを自宅でも持っておこうかというふうなことを考えになるお客様がいらっしゃるかもしれず、そうした方々に対しては消防法上のこともあり、絶対にそういったことをしないでいただきたいということも、またそのときになればお知らせをしていかなくてはいけないのかなと思っているところでございます。
　いずれにしても、こういう宙ぶらりんな状態がいつまでも続くことは全く好ましいことではなく、一日も早く与野党協議を加速させていただいて、一定の結論を得ていただきたいというふうに私は強く考えています。