○佐賀新聞
　先ほどの道路特定財源の関連でちょっと戻りますけれども、261億円留保されたんですけれども、留保したことによって、具体的にあれから問題になっているような状況というのはないんでしょうか。
○知事
　結局、1つは今年やれるだろうと、ほぼやれるのではないかということで、地権者の方とも下協議といいますか、来年予算がついたらお願いしますねと言っていたような案件について、一体どうなるんだという声に対して、現場は全く答えられないという状況になっているというところは、非常につらいものがあります。それと、市や町においても、今は何にもとりあえずしていないけれどもというところも幾つかあるんですけれども、それはやっぱり、そうしない前提というのは、4月末にもう一度再議決があって、暫定税率が復活するとするならば、今回のことは一月のことでもあるし、国のほうでも何らかの補てん措置をするというふうなこともあるので、今のところこれでいいのかなという話になっているんですね。
　ところが、今それが見えない状況になっているので、本当にこれから先にどういう事業の展開をしていったらいいかわからないというのが本当に困っているところです。ただでさえ、繰り越しが多いとかとおしかりを受けたりしている部分があるわけですね。そうすると、この一月間というものが、そういう内示を予定したような事業ができませんので、その準備ができない分、あるいは繰り越しが増えていくのか、あるいは、その分国のほうは財源が減っていますので、その分事業量が減っていくどうかわかりませんけれども、そういった全く先が読めない状況になっているということでございます。